記念すべき9回目の結婚記念日&嫁さん誕生日だと言うのに、別行動になった次の日11/23に嫁さんに誘われてお出掛けです。
元々嫁さんが行きたいと言ってたこのイベント。
出石開催だったので車で連れてって欲しいとお願いされたものの、泊まりになると聞いて「あなたは知り合いが居る上に、コミュ力高いから楽しく過ごせるでしょうけど、こっちは知らん人ばかり。おまけに重度の人見知りってご存知でしょ!でしょ!」をオブラートに包んで丁重にお断り。
それが急遽、開催が姫路に変わったので、日帰りで行けるじゃないのよ、となって急遽参戦。
さて、タイトルの「うれしきの旅」のご説明。私もフワッとしか分かってないので、改めて説明書きを見てみました。
もくじ
「うれしきの旅」はRPGのようなすごろくのようなゲーム
「うれしきの旅」は「りょうすけ」さんをコマとして進行する、リアルすごろくのようなゲームです。
コマを動かす人は「プレーヤー」と呼ばれますが、サイコロとか人生ゲームのルーレットのような”いくつ進むか”を決める数字は一切登場しません。
じゃあ、コマであるりょうすけさんはどうやって動くのか?
呼ぶんです。えっ?聞き間違いではございません。プレーヤーが呼ぶんです。呼ぶとりょうすけさんが来るんです。
しかも、「プレーヤーが呼ぶ」も厳密には違っていて「呼んだ人がプレーヤーになる」んです。
で、呼んだからと言ったって瞬間移動できる訳じゃないので、当然呼んだ場所まで移動せねばなりません。
瞬間移動…は無理でもフワッと飛んでやってくることならうっかり出来そうな気もしますが、さすがに生身の人間。無理っす。
- 基本となる移動手段は歩きで、今のプレーヤーのところから、次のプレーヤーのところまで移動。
- 「今の人が次の人のところまで送る」のも、「次の人が今の人のところまで迎えに来る」のもあり。
- プレーヤーの指示があれば、電車やバスに乗ることもするけど、指示が無ければ歩く。
自走(自歩)はするけど、あくまで今と次のプレーヤーを繋いだ間だけ。そうでなければ誰かが運ぶ。まさにコマですなあ。
りょうすけさんとプレーヤーの間での授受はこんな感じ。
- プレーヤー⇒りょうすけさん
- 指示した移動に関する交通費
- 食事、風呂、洗濯、寝る場所は提供しても良いけど、必須ではない
- りょうすけさん⇒プレーヤー
- たのしいお話
- プレーヤーはお話を他の人とシェアするための会を開いても良し。ただしその時は、ポットラック(一品持ち寄り)とドネーション(寄付)をする。ドネーションの半額はプレーヤーが受け取る。
- 会を開かずに個人的に話すだけでも良し。
など、結構細かいルール、というより考え方がご本人によって決められています。
ポイントを一枚絵にしてみました。
りょうすけさんご本人による説明から、重要なところだけ引用しましょう。
このゲームをプレイするあなたのミッションはできるだけたくさんの方が僕と会って僕は「この地球で生きることのうれしさ」を伝える
そして、その時間を共有するみなさんと楽しい時間を創るこれがプレーヤーのみなさんのミッションです
出典:うれしきの旅<ルールなど>(https://www.facebook.com/ryosukex/posts/175593326310264)
と、こんな感じの集まりです。
りょうすけさんを呼んだプレーヤーの方が居て、皆さんで出掛けましょう的なイベントでした。
今回の行程
JR姫路駅南口に集合して、こんなルートで移動しました。3台の車に分かれて進みます。
広峰神社は立派!
Wikipediaの記事はこちら→広峰神社
JR姫路駅から北へ向かって、姫路城を横目にまだまだ北に進みます。だんだん道が細くなって生活道路だわ、やだわ、と思っても進むと山道。舗装されてるからデコボコはしてないものの、なかなかのウネウネっぷり。
駐車場に車を停めて、神社入口に行くと「増位・広峰連山」の看板。ここからはハイキングコースなのですね。
さて、と見回すとかなりの大所帯。大人が8人くらい、子供が9人くらい。ヨチヨチ歩きのお嬢ちゃんから、小学生のしっかりしたお姉さんまで色んな年齢の子供が居て、うちは一人っ子なのでたくさんの子供たちに揉まれる環境は貴重だわ。
車も通れる坂道を登って行くと、デデンと神社登場。段差の高い石段の先に門があって神社来たなあ感が高まる。
まずは本殿にお参り。後から気付いたけど、手水舎が少し外れたところにあって手を洗わんかった。
と、思ってたらうちの子がひしゃく取って来て、砂利を掘ろうとしてたからコラア!としばいてやった。目を離したらあきませんな。
何より気になったのがこのトイレ。普通のトイレより水を流すボタンが大きくて、立ってオシッコ出来たうちの子が喜んで押すのだけど、看板通り水が流れないのでナンデー?ナンデー?と聞いてくる。聞かれても、水は流れません、って書いてあるやん、としか言えず。。
山の上の荒神社。お供え物は誰が持ってきてるのだろう。
Wikipediaに記事が無かったので、代わりに詳しく書かれてた記事はこちら→荒神社
広峰神社の本殿横の脇道みたいなところから、山道が続いてる。次の目的地はここを登った先にある神社だそう。
序盤から舗装されてない土の山道。結構傾斜があって細いし、横は急では無いものの崖になってて、小さい子を連れた団体が登るところじゃねえなあ、と思いながらも、誰もそんな疑問を持たぬ軽やかな足取りで進むので、最後尾で皆さんに続いて登る。
昔は人が住む集落だったそうで、家や外壁が残ってて鍋とかタライも見えてたりします。ドリフやん、との声で見たら銀色のタライが立て掛けてあった(^^)
抜けた先はより急な坂道になってて、丸太の階段を一段ずつ登る。完全にハイキングやけど、うちの子も含めた子供たちは元気やなあ。みんなせっせと登ってるわ。
ようやく視界が開けて神社に到着。手前に社があって隣にお供え物が置いてあります。その奥に一段高くなった場所があるのでシートを広げて休憩。
お参りするよー!とのりょうすけさんの声で皆さんで社の前に集合。
何故だか男性陣の大人1、子供2は興味なくシートにゴロン。ええ、大人は私で子供の1人はうちの子です。信心深くない親子やなあ。
聞こえてくるりょうすけさんの唄を、正月に流れてる雅楽みたいやなー、と思いながら山の木々を見てリラックス。
その後は朝から7合!のお米を炊いて、握ってきてくれたおにぎりを頂く。いやー山登り感が高まるねえ。うちの子もヤッホーと叫んでる。ん?誰が教えたんやろ。インドア両親で山なんか登ったことないのに。
その後は食後のおやつで、ポテチのスーパービッグに子供が群がって手を伸ばしてパリパリパリパリ。久々に食べたけど旨い。
小赤壁は狭路を乗り越えてでも行きたくなる眺望
Wikipediaの記事はこちら→小赤壁
「次は『しょうせきへき』に行くよ」、とのりょうすけさんの声。小さい赤い壁、と書くらしい。
プレーヤーに言われるままに動くのかしらと思ってたら、行き先決めて主導権を握ることもあるのね。
荒神社に別れを告げて、登って来た道を下って広峰神社。さらに下って駐車場。
車に乗り込んでひたすら南下。うちの子は車動き出した途端にスヤスヤ。山登りで疲れた上に寒い外から暖かい車に乗ったら、そりゃ眠たいわなあ。進むにつれてどんどん道が狭くなる。生活道路っぽいところを抜けて、向こうから車来たらすれ違われへんやん!って叫ぶ狭い急なカーブを登った先に駐車場。
すぐ横の道を上がると、ズバーンと視界が広がって海。壁ってよりは広い崖ですな。平坦な草っ原が広がってて気持ちが良い。赤くないけど。
向こうにチャレンジコースがあるよ、と言うりょうすけさんに着いて行くと、海に突き出した岩場。
崖と言えばサスペンス劇場のラストの自供するスポットをイメージするけど、そんなんじゃなくただの岩場。平面がほぼない。こんなところで犯人追い詰めたら、返り討ちで落とされてしまうわ、ってくらいゴツゴツしてる。
りょうすけさんがその岩の突端にひょいひょいと登って、立ってる。ああ怖。
昔この辺に住んでた頃は、ちょくちょくここに来て海を見てたそう。1人でこんなとこ来て落ちたら、ただの失踪事件ですぜ。
高所はゾワゾワするので引き気味で見てたら、りょうすけさんに続けと少年少女が突端に登る。ついでに大人も登る。ああ怖。
引き返して、ちょっとした公園で一休み。
子供らがブランコに駆け寄って行ったら、お兄ちゃんお姉ちゃんが小さい子らを順番に乗せて押してあげてる。こういうの見たら、子供たちだけで遊ぶのって大事やなあ、と。
それにしてもこの2人は育ちがええわ。ただ押すんじゃなくて、そっと手を添えて落ちないようにする配慮。うちの子もこんな風に育ってくれたらええなあ。
生石神社は石の宝殿よりも裏の山上公園からの眺めが良かった
Wikipediaの記事はこちら→生石神社
最後の目的地は生石神社。先導車を早々に見失って、慌ててナビ頼りで走ってたら到着直前に再開するって何て偶然。
今日一番の狭路に連れ込まれて、このポンコツナビが!と悪態付いてたけども実は近道だったのね。
お参りしてから神体としている「石の宝殿」を見学。周囲を水に囲まれているので、その上にぐるっと渡された木の板を歩いて回ります。
なかなか狭いし足場悪いなあ、と思ってたら聞いたことある泣き声。先に歩いてたうちの子がザブッと片足を水に突っ込んでた。
すぐに周りの人が助けてくれて、本人も泣いていなくて歩けると言うので続行。
出て脇の階段を上って裏の山上公園に出ると、スコーンと視界が開けて気持ちがいい。
子供たちはキャッキャと走り回ってて、何始めるのかな、と思ってたら、何と「だーるまさんがこーろんだっ!」とやってるではないですか!平成29年に生でだるまさんが転んだを見れるとは!ああ、今の子らもやるのね、と何だかほっこり。
駐車場まで降りて来て、我が家はここで皆さんとお別れ。嫁さんは順番にハグして別れを惜しんでる。ほぼ初対面だったり、会うのは二回目とかって感じなのに距離感近いなあ、すげえなあ、と思いながら見守って車に乗り込みました。
まとめ
よく考えると、りょうすけさんとはほぼ喋ることは無かったですが、連れてきた親もニコニコ、子供たちもニコニコ、柔らかい雰囲気で一日過ごせました。
一日お天気が良かったこともあって、ええ景色見てリフレッシュできました!