今年も長くなりそうなので、記事を分けました(;^_^A
①の準備編はこちらです。
いよいよ今年のグラレコ講座、基礎編です!
もくじ
基礎編の流れ
今年の進行表はこんな感じ。
参考に去年のも載せておきましょうかね。
やることは決めてましたが、ざっくり25分って枠にしてたので時間がだだ遅れになった覚えが…。
見直したところを挙げていきましょう。
結果的に変えてねーじゃん、って話なのですが・・・。
1日目の基礎編は
「とにかく練習で手を動かす→ワークをシェア→若干の座学」、
2日目の実践編は
「グラレコ実践→グラレコをシェア→感想描く」
これだと1日目が盛りだくさんになるので、チェックインは要らないんじゃない?と外しました。
去年やった時には、顔見知りだからこその恥ずかしさで微妙な空気になったなあ・・・との思いも有ったのですが、
見知らぬ大人が来ての緊張をほぐす意味でもやった方がいいだろう、とのことで当日に急遽復活となりました。
去年は、
1日目と2日目で同じ題材(桃太郎)で描いて、比較してもらおう
と両日に実践を入れましたが、なかなか初心者にはハードルが高くて、
消化不良・苦手意識に繋がってしまったかな
との反省から2日目の1回だけにしました。
その代わりに、「推しの顔の向きと感情表現」を基礎編に取り入れて、
描き写しだけじゃない、自分で表現する楽しさ
を感じてもらえるワークを入れました。
これは先生からのリクエストで追加しました。
お互いが描いたものを見せ合う、見て会話する時間を2日目だけじゃなく、1日目にも入れたいとのことで、感情表現をシェアしてもらう流れで入れました。
講座の内容では無いのですが、円滑に進めるための準備としてこれも。
昨年は、講師とクラスが固定で2クラス分の基礎編・応用編を担当したのに対して、今年は変則的なので流れが揃うよう、黒板に貼り出す資料と講座内容を台本風にした資料を作りました。
当然講師の経験が違うので具体的に喋る内容は違いますが、骨組みは同じになることを期待(⌒∇⌒)
学校に到着!
25日は雨模様でしたが、26日はええお天気!
去年と同じ控室を用意いただきました。見たことある風景って安心しますね。
正装のむす部Tシャツに着替えたら、いざ出陣です!
基礎編スタート
先生に紹介されて、おはようございます!とご挨拶。
まずは自己紹介代わりのチェックイン。
この後皆さんにも同じようにお隣さんとやってもらうので・・・と頭出しをしてから講師が先にやりました。
お題は「呼ばれたい名前」「好きな食べ物」の2つ。この2つは生徒さんにも書いてもらいます。
講師は「本業」「今の気持ち」も追加した4項目でやりました。
1分で書いて、1分ずつでお互いに話して!と短い時間でしたが、声を出すと空気が和らぎますね。やって良かったです。
事前の打ち合わせで大切にしたいと話したことなので、丁寧に伝えました。
どうしても
「正解か不正解のどちらか」
「これで合ってるかな」
と思ってしまうでしょうが、これからペンを持って「こう描こう」と思ったことは素直にそのまま紙に描いてみましょう。
自分が描こうと思った気持ちに自分でフタをしてしまうと、せっかくのその気持ちは行き場が無くなってしまいます。
合ってるも間違ってるも無いので、とにかくまず素直に描いてみましょう(^▽^)/
なーんてお話をしました。
描いたことがないものは、話を聴いてとっさに出てこないので、とにかく手を動かして描いてみましょう!とテンポ良く描く練習。
私はとにかく描いてねー!と、ハードルを下げる・間口を広げる観点でしか言えなかったのですが、初日ペアを組んだトーカツが
・ペンは細い方を使いますか?太い方を使いますか?
・線は長くても短くても良いですか?
・紙がいっぱいになったら、描いた上に重ねて描いても良いですか?
など、迷いそうなことを先回りして、問い掛けて確認してくれたので、皆さん迷うことなくペンが進んでました。
さすがですわ(^○^)
基礎編のメインイベント(^◇^;)です。
まずはタムラカイさんのエモグラフィー。
5種類の口×5種類の目×4種類の眉で100通りの表情が描けるのを描き写してもらいます。
お次は、好きな口目眉を選んで3通りの表情を描く。
この辺りから先ほどまでの「完全自由」から「指示」に沿って描くように変わるので、前で一緒に描くと、過程が共有できて安心して描いてくれますね。
えっ、と思ってペンが止まるところも、「例えば…」と描いて示すと次にやることが伝わってスムーズ。
初日は戸惑いを察知したトーカツが、ペンを持って前で描くことで場を引っ張ってくれました。
買い出しの時のひらめきで模造紙を準備してよかったです。
教室なので、当然黒板にチョークで描く、は出来るのですが、やはり
「自分がやることを、同じものを使って目の前で先にやってくれる」
安心感は大きいです。
また、
グラレコって何よ、
グラフィッカーって何する人よ、
と思っていた生徒さんに、描く側・聴く側両面でのグラレコの醍醐味を味わえてもらえました。
描く側⇒リアルタイムで描く姿
聴く側⇒真っ白だった模造紙に描き込まれていくと、情報の入口が「耳だけ」から「耳と目」の2つに増える
最後は、自分が描いた3通りの表情の中から1つ「推し」を選んで、顔の向きを変えてみます。
ココは初日に思いっきりしくじりました(ーー;)
しくじり1
前に正面を基準にした「上下左右斜めの9方向のサンプル」は貼ってたものの、
顔の向きを決めたら補助線を引いて…と説明→じゃあ描いてね
と進めたので、次何したら良いの?と、今日一番の混乱を招いてしまいました。
手を動かしてもらう前に
何故に補助線を引くのか、
その補助線に対して眉目口をどう配置したら
顔の向きが変わったように見えるのか、
って点を説明しないと分からないですね。
前日はそこを手厚く説明してた、と後で聞いたのでアチャー(><)と反省。
しくじり2
9方向どっちを向いても良いですよー、とは言ったものの、皆さんのペンが止まってしまいました。
まずは中央に推しの正面向いた顔、を先に描いてから、
残った左と右の2つで違う方向を向かせてみましょう、
と順を追って説明すれば、理解してもらいやすかったですね。
これも混乱を察したトーカツが、自ら前で描いてくれたので皆さん納得して描き始めてくれました。
自分は次の展開を分かってるので、つい一足飛びにやってしまったのがまずかったですね。
色々混乱させてしまったものの、皆さん推しの顔をアチコチ向かせることが出来ました。
最後に、その推したちにマンプ・吹き出し・言葉を書き足して、自由に感情表現しましょう!とフリータイム。
一通り描けた頃に、それぞれ描いたのを見せ合ってシェア。
相手のを見てふーん、で終わってしまうと寂しいので、今年も
相手が描いたのを見て3つ褒めてね!
と伝えてからスタート。
ずっと書きっぱなしだったので、クールダウンも兼ねて最後は座学を。
グラレコで外から見えるのはペンを動かして描いてるところだけですが、その前には必ず「聴いて」「考える」の2段階が入ります。なので、どうやっても話してるコト全部は描けませんよ、と念押し。
私も「全部描かなきゃ」って呪縛にとらわれていたので、
全部は描けないものなんです
どうしても漏れなく全部描きたいのなら、手法を変えて速記にしましょう
と話しました。
先生から、実際に描かれたグラフィックを生徒に見せたい、とのお話がありプリントで配ってもらいました。
それを見ながら、
絵の練習ばかりしたのに、思ったより字が多いでしょ、
「絵を描かなきゃ」と思わずに字を書けば良いですよ、
と伝えました。
感情表現で推しの表情にセリフを喋らせましたね。
顔の横に「おなか空いた」と書けば、それは「おなか空いた」以外の何物でも無いのです。
表情や動きなどの絵で伝えることもできますが、相手が意図通り読み取ってくれるかは分かりません。
それに対して文字で書けば、確実に伝わります。
グラレコは「絵」や「イラスト」に目が行きがちですが、あくまで伝える手段なので、
どうやったら相手に伝わるか
自分はどう伝えるのが得意か
を考えてみると、少しハードルが下がるかも知れませんね。
と言うことで、やっぱり長くなったので最後の応用編はまた次の記事で・・・。
2021/10/25〜28,11/4 むす部メンバーでグラレコ講座してきました!③(応用編)