1日目の基礎編が終わって、いよいよ2日目の応用編です。
ここまでの準備編、基礎編はこちらです。
もくじ
応用編の流れ
今年の流れはこちら。
昨年はこちら。
グラレコ前に詰め込み過ぎて、感想を描いてもらう時間がほぼ取れなかったので今年はスリムにしました。
基礎編で描きまくってもらったので、応用編はグラレコの実践とシェアに重点を置きました。
控室広っ!
いつものお部屋が埋まってたとのことで、別の部屋に案内されたら
広っ!
奥行きがすごいわ、と言いながらいそいそと準備。
基礎編でお話した通り、今年は講師のペアも変則だったので基礎編の空気感などを共有しました。
応用編スタート
この日は、先に最小の7人のクラスで基礎編をやってから、すぐ次の時間に最多の31人のクラスで応用編だったので、人の多さに圧倒されましたね。
昨日の同じ31人のクラスで基礎編やったので人の多さは体感済だったんですけどね・・・(;^_^A
はじめましての講師、ひめくまがチェックインした後にグランドルール。
大事なことですからね、何度でも伝えて意識してもらいましょう。
去年とまるっきり同じネタです(^◇^;)
お題を言って、5秒で描いて!とカウントダウン。
凸の突端に〇とLを組み合わせた時計を描いたら、もう学校です。
こんなもんで良いんです。
絵画作品じゃないので、アイコン単発で描くことは無いです。
必ず前後に話の流れがあるので、大体の人が「ああ学校ね」と分かれば十分です。
何だったら、学校を四角で囲むのだってアリです。
丁寧に学校の細部を描いてて、話に置いて行かれる方が困ります。
「画数が少ない」のに「伝わる」描き方を目指しましょう。
基礎編の座学で話した内容の繰り返しですね。
この後のグラレコ実践があるので、もう一度
手が止まる時間があるので、全部は描けない
を伝えておきたくて入れました。
あわせて、グラレコは
イラスト・レコーディングでも
テキスト・レコーディングでも
アニメーション・レコーディングでも
なく、
グラフィック・レコーディング
なので、
視覚的に記録する手段なので何を描いても良いんです。
絵やイラストを描かないといけない、なんてモノでは無いんです。
基礎編でも伝えましたが、これも念押しでお話ししました。
3分程度の長さなら何でも良いので、題材は先生にお任せしました。
ただ、手ごろなものが無く今年も「桃太郎」です。
先生が読むのを聞きながら描いてもらって、難しさを噛みしめながらすぐさま2回目。
講師陣も一緒に描きましたよ。
2回目が終わったら、安堵や落胆の声が聞こえてきました。
その流れで描いたのを見せながら感想をシェア。
基礎編と同じく、相手の良いところを3つ褒めるお約束でスタートすると、皆さん良い表情で話していてこちらも嬉しくなりました。
フォーマットは去年と同じですね。
中央にエモグラフィーで表情、周りにマンプや吹き出し、セリフを自由に並べて、基礎編・応用編の感想を描いてもらいました。
無事に終わって一安心
生徒さんの感想や、アンケートを見せてもらうと、皆さん楽しんでもらえていて安心しました。
「講座で練習するのは絵が中心」だけど「絵が描けなくても良い」の矛盾をどう伝えようか悩みましたが、上手く生徒さんに伝わったようです。
ネットでグラレコ、と検索すると、色鮮やかな絵がたくさんある作品のような完成品が目に飛び込んできます。
それらが伝わりやすいものなのか、は見る側にも左右されるので横に置いておくとして、描くハードルは間違いなく高くなりますよね。
なので、
「伝われば字でも良い」
「字ばっかりだと圧が高いので絵で和らげる」
「絵を描こうとしていきなり描けるもんじゃない」
「パーツとして絵の引き出しを持っておくと便利よね」
を軸にお話ししました。
去年ひめくまから教えてもらった、
講師の戸惑いは参加者に伝搬する
参加者の没入感を邪魔する雑音は極力排除する
を念頭に、1年前の記憶に頼らず進行表を作り直したのも自分自身にとっては良かったです。
骨格になる進行は固めた上でその先は各自のさじ加減で…としたことで、講師のペアが変則でも内容が人によって全然違う、を避けられた上に各講師の特色が出せたと思います。
あとは、去年の反省を生かして導入した小道具が役に立ちました。
●掲示物は用意したけど、磁石が無かった⇒マグネットバーを持参
紙が大きいので長めにしたものの、端が垂れてきて結局マスキングテープで貼り付けることになったので、短いのをたくさん用意した方が良いですね。
●描きあがったのを見せるだけでは伝わらない⇒黒板に模造紙貼って描くところを見せる
これは自画自賛ですが、かなり良かったです。
描いて見せることで、喋って伝えるよりも格段に伝えられる情報量が増えました。
基礎編で触れましたが、実際に描く姿を見せられた、って副産物もありましたね。
予め準備しておいた資料も有用ですが、やはりグラレコの醍醐味である
「その場で描き込まれていく」
を体感してもらえたのが一番良かったな、と感じました。
グラレコが表現方法として万能!優れている!だから使え!というつもりは無いですし、場面によって適した表現方法は様々で「グラレコ以外が良い」ことも多々あります。
ただ、絵と字を組み合わせて伝える手法であるグラレコを知っておいて損は無いと思いますね。
「あ、ここで使えるんじゃない?」と引き出しが開く人が増えたらいいな、と考えているので、生徒の皆さんがグラレコに触れるキッカケのお手伝いが出来て今年も良かったです(⌒∇⌒)
生徒さんが描いてくれた私とひめくまです。
おっさん2人を描こうと思ってくれたのも嬉しいし、その思いにフタをせずに素直に描いてくれたのも嬉しい(^^)