去年は、社会人枠で申し込んだイチ参加者でした。
年の初めにグラレコを知って、
2月にセミナー参加
↓
4月に一日講座受講
↓
5月に初めて人前で描く
と進んで来ての6月。
目の前で進んでいく対話が、模造紙に描かれていくのを見た衝撃は忘れられないですね。
そんな私にとって、とても印象深いEdcamp。今年はグラフィッカーとして参加して来ました。
もくじ
Edcampは「明日からの学校・学びをもっとワクワクさせる」イベント
Edcampってね…そうですね…。手を抜きます(^_^;)
公式と、昨年参加した時の記事を見てください。
公式サイト → https://peraichi.com/landing_pages/view/edcamp-osk2019
去年の記事 → 2018/06/24 Edcamp AZ in Osakaに行ってきました!
グラフィッカーたちの準備
Edcamp一週間前の6/15に、グラフィッカーの交流会が開催されました。
初めて顔を合わせる人、
facebookで知ってるけど会うのは初めての人、
一緒に描いたことのある人
すごいですね。描く人ってたくさん居るんですね(゚д゚)
自己紹介や、アイスブレイクで和んだ後は、当日の進行や注意点などを共有。
普段はフワッと打ち合わせして一人で描くばかりなので、新鮮な感じ。
その後は2チームに分かれて、当日貼り出すグラフィックを描き描き。
模造紙広げて、じゃあ描きますか、となったら、まあ皆さんからペンが出て来る出て来る(゚∀゚)
毎度おなじみ我らがプロッキーから、
こちらも安定の紙用マッキー、
個人輸入でハードル高めだけど皆のあこがれドイツのNeuland(ノイラント)、
ペンはペンでも色鉛筆のクーピーペンシル。
そっと下書き用の鉛筆と消しゴムを出したら喜ばれた(/ω\)
で、完成したのがこちら。
当日皆さんを受付でお迎えする…ウエルカムボード!
そして、参加者の皆さんが話し合いたいテーマを貼り付ける…セッションボード!
終わった後には皆さんでお茶へ ^^) _旦~~
夕方だったのでご飯♪ご飯♪と思ってたら、皆さんライトな感じで浮く( ̄▽ ̄;)
当日は朝から準備
Edcampが10時スタートなので、運営やグラフィッカーはその前から会場入りして準備。朝早い…(ノД`)・゜・。
会場のセッティングが終わったら、グラフィッカーたちは今日描く模造紙の準備。
グラフィックの統一感や、どれがどのテーマのものか分かるように、
- 紙の上側に帯を付けて、色でセッション1か2が分かるようにしましょ
- 帯もペンで塗るんじゃなくて、同じマスキングテープを貼りましょ
- 下側にはイベント名と日時・場所、グラフィッカー名を書きましょ
- 2枚が泣き別れで迷子にならないように、2/2も書いときましょ
と事前に決めたお約束に従い、描いたり貼ったり。
このお約束が丁寧な書き物で配られて、感謝感謝。
口頭説明で、後から自分のだけが微妙にズレてたらショックですからね(^^;)
セッションで描いたグラフィックは、撮影される方も多かったですし、最後のギャラリーウォークで自分が参加していないセッションも撮影される方多数。
そうですよね。去年は撮影してた側なので、撮りたくなる気持ちも分かりますし、このご時世SNSでシェアしたくもなります。
その時にはグラフィックが独り歩きしてしまうので、準備で描き込んだイベント名や日時・場所の情報が「シェアする人が文面として書いてくれるか否か」に委ねるのではなく、「グラフィックの一部として存在すること」は重要だなあ…と感じました。
運営とグラフィッカーがズラッと円になって、名前を名乗るだけに限定(^^;)した自己紹介と、ミーティングをしていよいよ開場です!
オープニングはやっぱり書画カメラ
やっぱりコレでしょう。
「書画カメラ」でのプレゼン。
去年衝撃を受けて、今年もこのプレゼンを見に来たと言っても…それはさすがに過言ですね(;^_^A
とは言え、やっぱり分かりやすい。
スライドは1枚1メッセージにして、シンプルに!が基本ですが、それでもパシパシ切り替えられると見てる方は落ち着きません。
この手法だと、1画面内には複数メッセージがあるものの、1つ=1スライドのメッセージが少ないので、画面がうるさくない。
単純に自己満足ですが、Wikipedia先生の書画カメラへのリンクも貼り付けときましょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/書画カメラ
今年は会場後方やその奥に設けて頂いた控室とかでまったりしてたので、去年ほどしっかり聞いてなかった…のですが気になったフレーズを2つご紹介。
今日のお約束、グランドルールも発表されて、セッションテーマの発表です!
セッション1
「あなたが感じている、学校についての、あれこれ」
担当したテーマは、
【子どものキャリア形成をいかに図るか】
まずはこのテーマに集まった皆さんが思う「キャリア」って単語の意味のすり合わせから。
学校で学べるものではなく、生き方・あり方やスキルの意味合いが強そうでした。
また、キャリアは仕事ではなく、あくまでキャリア=生き方を考えるための”ツール”が仕事だとの意見も挙がりました。
大学に入るのがゴールじゃなく、その先の社会で何がしたいか、が大事なのに今はその社会を見据えた動きになってないのが良くない。
高校・大学選びや、職業体験も子ども主導ではなく、先生主導。
でも、その先生も、学校の外を経験してない閉じた中で育ってきているし、固定概念が強いのが実態。
その突破口としては「役割分担」「地域や民間にゆだねる」との意見が出ました。
結構、子どものために何かしたい一般人は居るので、学校に来て授業をしてもらって、話している姿で「生き方」を見せる。
でも見えないモノ・実績の無いコトにはお金が出ないので、他校の前例や実績を借りて来てでも訴えて継続させる。
最終的にはキャリア教育はお任せして、先生の負担を軽くする。
実際に学校に講演しに行くことをされている方が居たこともあり、そんなに現実離れした着地点では無いな、と思いました。
セッション2「教育 × 未来」
担当したテーマは、
【ICT教育 ICT教育っていりますか?遠隔授業をどう活用していく?】
これもセッション1と同じく、集まった皆さんが考える「ICT教育」って何よ?からすり合わせました。
パソコンとかタブレットなどの”機器”を使ったら”ICT教育”になるの?と言った疑問に対して、
コミュニケーションを図ることが目的で単に使うだけじゃないのでは?との意見を踏まえて、実際に今どんな使い方をしているか共有してもらいました。
その後にじゃあ、との問い掛けで、今は過渡期だから”使うこと”に着目してるけど、”使うこと”が「当たり前」になったら?を考えてみました。
その答えとして、皆さん異論が無かったのが
「一か所に集まって」
「一斉に授業する」ことの意味は無くなる、
つまり学校の意味合いが変わる、でした。
動画コンテンツがあるので、いつでも自分の好きな時間に見られる!って言っても、置いてあるだけじゃやらないのも事実。
キーワードとして挙がった「学習は出会い」も踏まえて、学校の意味合いを見出すことが必要ですね。
今までの延長線上にはない話なので、議論して見つけなければなりません。
と、なると今までの「学校」は一度ご破算にしてゼロから考えないといけない。
しかも、”機器を使う”観点では、教わる方の生徒の方が、先生だけじゃなく親よりも一枚も二枚も上手(うわて)。
学校は社会の縮図、が成立していた頃は、社会を経験している大人たちが主導して作り上げやすかったですが、ICTに関しては逆転しています。
こうなると拒否反応のように「スマホダメ!」「インターネット危険!」と遠ざけている場合ではありませんね。
まだ親が主導権を握れる小さい頃から共に使って「一緒に使うこと」に抵抗を持たない環境に慣れさせておく。
そして、親も先生も子どもと一緒に学ぶ、その中で未知の領域である「学びの道具」としてICT機器を使う価値を見出すようにしたいものです。
ギャラリーウォーク
人数が多くて2つに分割されたテーマも有ったので、セッション1・セッション2それぞれで10個、計20個の対話がありました。
と言うことは、グラフィックも20個!
それらをテーブルに貼り出して、参加者の皆さんで見たり話したりするギャラリーウォーク。
去年はセッションが3つ有ったので、ギャラリーウォークならぬ、ギャラリーラン(^^;)っぽかったですが、今年は比較的ゆったり。
見る・話すともにしっかり楽んでもらえたと思います。
こちらに全セッション・全テーマのグラフィックが掲載されていますので、良ければご覧ください。
リンク先投稿のコメント欄1つずつが、テーマ別に分かれているので見やすいですよ(^▽^)/
→ Facebookのイベントページ
あと、展示されていたグラフィックを動画で撮ってみました。
中腰での水平移動が思ったより腰に来ました( ノД`)
なので、上下方向・奥手前方向に波打ってたり、だんだん腰が伸びて来て下側が切れてたりしますがご勘弁下さいm(_ _)m
何となく会場の雰囲気を感じてもらえれば嬉しいです。
ちなみに、クロージングの時のワークの最中に撮ったので、会場内はめっちゃ静かです。
クロージング
色々お話されていましたが、グラフィッカー控室でクタッとしてたので断片的にしか聞けておりませぬ…。
それでも気になったキーワードを。
「大人の背中を見せる勇気」
長い人生、背中を見て付いて来い!ってポジティブな時だけじゃないはずです。
失敗もすりゃあ、教育的にどうかしら?見たいな場面もあるはず。
そんなところも有っていい、常に100点・上手く行くばかりじゃないんだよ、を見せてあげることで、反面教師として役立てることもある、そんな役割もあるんじゃないかと。
え?何か後ろ向き?(゜_゜)
こればっかりは性格ですからねえ。
ファシ よりは
グラ の方が好きらしい
冒頭で描いた通り、リアルタイムに可視化するところを間近で見て衝撃を受けたのが一年前。
お誘い頂いた場で描き、
募集が有ったら手を挙げて描き、としてたら
そのおかげか今年のEdcampで描きませんか?と誘ってもらいました。
ファシグラは「グラフィックを描く」だけじゃなくて「ファシリテーション」も必要。
でも、今までやって来たのは「グラフィックを描く」ばかり。
こりゃ大変( ゚Д゚)と、ファシリテーションの基礎講座を前日に受けて来ました。
でも、バディのお相手から「今日は何を大切にしたいですか?」と質問された時に、
●今日は描き手に専念したい
●せっかくの対話の場なのに、ファシとグラの両方やって中途半端になるのは参加した方にも申し訳ない
●全部は拾えなくても、話された言葉を書き残したい
とスッと答えが出て来ました。
で、ファシリテーションは完全にお任せして、ただただ場に出て来た言葉を拾って描くことに専念しました。
そしたら…
気持ちいい。
超気持ちいい。
使い古されたフレーズですが、一周回って使いたくなりました(;’∀’)
もちろんファシリテーションが要らない、って訳じゃなく身に着けたいと思ってますが、純粋に追求したいのは「レコーディング」なんだな、と改めて感じた一日でした。
最後のクロージングでファシグラメンバーが呼ばれて壇上に上がった時に、
一年前は見てる側だったなあー
一年やってきて描く側に入れたなあー
今日はしっかり描けたなあー
とか思ってたら、何だかこみ上げてくるものがありましたね。
はっきり目標に定めていた訳では無いものの、一番初めに目指したものはこれで達成できたかな、と一つ区切りが付きました。