全ての始まりは、facebookの友だちがシェアしていたこのチラシ。
二度見、三度見、ガン見!Σ(゚Д゚)
えらいド派手なチラシやなあー
あちこちで聞く「なんちゃら1グランプリ」かあー
と思ったら!
坊さんや!
坊さんの一番を法話で決めるって!?
法話(HOUWA)で、H1か!
もう一度あいたい坊さんを選ぶ?法話って有難さとかが尺度じゃないの?
と脳内ツッコミが止まらない(^^;)
こりゃもう、行くしかないですね。
速攻でチケット発売日をカレンダーに登録しました。
嫁さんにテンション高く話をしたら、
めっちゃ興味はあるけど、行かへんなあ( 一一)
とクールなお答え。
冷静に考えると、その反応の方が一般的かも…なんて思いましたが、iPad持ち込んで、聴いて描いて来ました!
もくじ
当日の模様はインターネットで生中継&開催後はノーカット動画を公開
公式サイトはこちらです。
https://www.houwagrandprix.com/
もうね、チラシだけかと思ったら、冒頭にあるCM動画で度肝抜かれましたよ。
演出と言うか、作りと言うか、クオリティが高い(゚д゚)!
ついつい忘れそうになりますが、お坊さんの法話の大会ですよ。
もうワクワクが止まりませんね。
しかも、当日は毎日新聞のサイトでインターネット中継され、開催後にその動画が公開されているので、今からでも見ることが出来ます。
お寺で開催されたお坊さんのお話を聞くイベント、で想像してたイメージとは180度違うことだらけ(^^)
須磨寺は駅前商店街も、お寺そのものも熱い
会場の須磨寺は、山陽電車の須磨寺駅から徒歩5分。
たまたま山陽電車の情報誌、ESCORTの5月号で須磨寺駅周辺が載ってたのですよ。
せっかくなので、旨そー(^q^)と気になったいづも食堂へ。
奥の厨房でお婆ちゃんが作ってて、頼んだラーメン定食食べたら、何か実家に帰ったようなほっこりするお味。
やっぱり…汁は飲み干してしまいました(^^;)
今日はH1グランプリのお客さんが多いんですかね。
女将さんが「お腹いっぱいで寝ないようにねー楽しんで来てねー!」とお客さんを送り出してました。
さて、お腹いっぱいでやってきた須磨寺。
兵庫県民になって19年、初めて来ましたが圧倒されまくりです。
お寺のお堂で…とか想像してたので、これまたイメージと180度違いましたね。
調べてみたら、須磨寺ってホームページもあるのですね。
http://www.sumadera.or.jp/
へえーOR.JPドメインなんやあー、と気になったので引用。
属性型・地域型JPドメイン名
CO.JP(企業)、AC.JP(大学等)など、組織の種別ごとに区別されたドメイン名です。
一つの組織で一つのドメイン名が登録できます。OR.JP 以下の法人組織が登録できます。
・財団法人、社団法人、医療法人、監査法人、宗教法人、特定非営利活動法人、特殊法人など
・農業協同組合、消費生活協同組合など
・国連等の公的な国際機関、国連NGOまたはその日本支部
・外国政府の在日公館など出典:JPドメイン名の種類( https://jprs.jp/about/jp-dom/spec/ )
しかもFacebookページもあるし。何回驚かせてくれるのでしょう(⌒∇⌒)
https://www.facebook.com/%E5%A4%A7%E6%9C%AC%E5%B1%B1-%E9%A0%88%E7%A3%A8%E5%AF%BA%E7%A6%8F%E7%A5%A5%E5%AF%BA-1222959264392745/
会場は満員御礼
会場の青葉殿は、ビックリするくらいの立派な建物。(写真撮り忘れた(^^;))
ネットでチケット購入したので、入口で紙のチケットを頂きました。
って…有難すぎますね。このデザイン。
開場は12時ですが、10時位から並ばれていた方も居て開場直後なのに、人人人…。
そりゃそうですよね。
6/2開催のイベントで、4/20の朝9時からネットで販売したチケットが20分ほどで完売。
その後の須磨寺社務所での販売も2日で完売。
その狭き門を通って購入した、熱量のある400人以上の皆さんが「お坊さんの話が聴きたい!」と集うんですから。
とは言え、自由席なので自発的に隣り合う席に座る…って訳でも無く変な空席が出来てしまいます。
そこを埋めるのがスタッフの腕の見せどころ!?と会場にこんな声が響き渡ります。
お一人の方いらっしゃいますかー!
前がご利益ありますよー!
ご利益ある席が空いてますよー!
こんなん聞いたこと無い(≧▽≦)
ご利益ってキーワードで誘ってええのかいな(≧▽≦)
ステージの奥にお供え物は有るし、入口の手前に物販は有るし、もう非日常過ぎて楽しい(≧▽≦)
メディアの注目も高く、テレビカメラが何台も入ってました。
いよいよ開演!
冒頭に書いた通り、当日の模様は全編ノーカットでYoutubeで公開されています。
その長さ2時間45分!余すところなく全部堪能できますが…長いっすね(^^;)
https://youtu.be/2nYr-UikSEw
Youtubeの動画は、開始時間と終了時間を指定して呼び出せるようなので、
ここから先のリンクは、大体このへん!ってところから始まって、終わるように仕込んでます。
上手く動くかなー
オープニング
会場の電気が消えて、前のスクリーンに30秒CMが流れます。いよいよ!って期待が高まりますね。
太鼓演奏~読経
続いて太鼓の演奏が始まり、ロウソクを持った僧侶が入場。太鼓の音に乗せて読経。
両者が調和して、ある種トランス状態ですね。
司会ご挨拶~審査員紹介
出場者紹介
実行委員長挨拶
須磨寺の小池 陽人さんが挨拶されました。
「優劣を付けない」
「もう一度会いたいお坊さんを選ぶ」
と熱い思いを語られてましたが、この後の法話でも持ち時間終了を知らせるのに使われてる”おりん”の音がチーン♪と鳴ったら、慌てて撤収(^^)
実行委員長でも容赦ない(≧▽≦)
ルール説明
1人に3つずつ配られた、このプラスチックの札で投票します。
では、いよいよH1グランプリ、7組の法話が始まります!
7組の法話
1:ひのう姉妹 師 -浄土真宗 大谷派-
【音楽(おと)と御法(みのり)に願いを乗せて】
法話ってどんなんやろ、専門用語とか多かったらどうしよ、と不安の中始まったトップバッターの法話。
( ゚д゚ )
歌や
いきなり度肝抜かれましたね。
確かに、音に乗せて、と紹介されて、キーボードがセッティングされてたんで、前もって分かってましたけど…
歌やん
どうやって描いたらええんやろ
歌詞を前のスクリーンに写してくれていたので、気になるフレーズを描いてみましたが、歌詞丸写しもできないし、映像化しようにも焦って頭が回らない_| ̄|○ il||li
今日は持ち時間が10分なので、歌→少しお話→歌の構成でしたが、普段はお話も十分に時間を取られてるそうです。
この辺は審査員の講評でも触れられていましたが、かなりの賭けだったんじゃないかな、と勝手に思ってます。
この手のコンテストは、トップバッターが絶対的に損。しかも、誰も体験したことの無い空間なだけに定番というか、前例もない。
だとすると、明らかに差別化出来る“自分たちだけの武器”でフルスイングしてやろう!って私なら思いますね。
中途半端になるくらいなら、爪痕残してやろう、と。
勝手な想像妄想ですよ。
結局のところ、10分で2曲披露されて歌の比重が大きいので、あまり拾えずグラフィックは空白が多くなりました。言い訳ですが(^_^;)
すごく綺麗な歌声で「透明感」が神々しい(仏だけど)し、スッと入って来たのですが、残念ながらスッと入った分、スッと抜けちゃった感じがあります。
法話、なので言葉のチカラを感じたい、拾いたいのですが、音楽がある分薄まる…とは言いたくないなあ。
うーん、音楽と言葉(歌詞)が両方渡されるので、一方だけ受け取るってことが出来なくて、100%言葉に向き合えない、ですかね。
音楽に乗せて入ってくる分、音楽に意識が行くのもあります。
当然、このスタイルなので音楽も含めて伝えたいこと、ではあるのだと思いますが、戸惑ってるうちに終わってしまった印象です。
何か拾おう、と思いながらも聞き入っちゃったので、描けた分量は少なかったですが楽しめました(^^)
2:市村 直哉 師 -真言宗 豊山派-
【地獄裁判体験ツアー】
お題目のインパクト絶大。
いやいや、お坊さんなら天国連れてってよ、って思った私はすでに思うツボだったのかも(^_^;)
いずれにしても始まる前から興味アリアリです。
全体的に話のテンポが良かったです。
まずは、自分は3つの顔(役割だったかな)があって…と、あまり分からない存在である「お坊さん」も皆さんと同じですよ、と親近感を持たせてくれました。
その後、ポンポンポンと問いに対する答えの形式で、地獄のご紹介。
何の違和感もなく、後ろのスクリーンの映像を切り替えてて、よく見るプレゼンですね。
賽の河原って絵も含めて、ネガティブなイメージを受けるけど、そこに居る鬼たちから鬼ごっこなどの子供の遊びに繋げて
「先にいってしまった」
から
「先にいって、楽しみながら待ってる」
と、子供を亡くしたお父さんの悲しみを和らげる流れは、ああ、お坊さん素敵、と拝みたくなりました。
3:本良 敬典 師 -日蓮宗-
【自分らしく生きていく方法】
発声が違いますね。
テレビ俳優じゃなく、舞台俳優って感じ。
演じてる、と言うと何か上っ面な感じになりますが、そうじゃない。
伝えるべきことが乗り移ったかのような圧を感じました。
川で例えると清流ではなく、大雨の時の濁流のような濃さと勢い。
幅が広いのに水量が多くて、ある種の力強さを超えた「怖さ」を圧だと感じたのかも知れません。
でも、口調が荒いとか乱暴とかそんなことは1mmもなく、決壊しそうなくらい荒れ狂った川なのに、水は濁ってなくて透き通ってる、そんな印象でした。
序盤は一般論的なお話でふーん、って感じでしたが、誰もが知ってる「ぞうさん」の歌詞が出てきたあたりからアクセルを踏んで踏んで、最後はベタ踏みですね。
でも、急加速じゃないので、どんどんお話に引き込まれて行きました。
ぞうさんの歌詞、お釈迦さまの言葉、お話の持って行き方がとてもスムーズで、荒れ狂った川でも決して放り出されることなく、終わりまでたどり着きました。
情報量多かったですが、後半の一人じゃできないなあ、の後の「お坊さんがいます。お寺があります」が言葉の発し方も含めて印象的でした。
かと言って、仏教に勧誘する訳でもなく、誰でも出来る=慈悲の心、とまとめもスッと入って来ました。
熱いお坊さん、初体験でしたが良いもんですね。
4:小林 恵俊 師 -天台宗-
【28歳の布施】
司会のお坊さんと同じ流派で、ちょっと声を掛けられて参加してみたら最年少で…と、お坊さん業界でも先輩の無茶振り(^^;)は同じなのですね。
何か親近感ありありだなあーと思ってたら、お話の内容もとても身近。
新婚の奥さんが同業者の方々の顔を覚えられない(ノД`)
同じ悩みを抱える身としてはとても共感。
確かに、髪型(髪は無いけど何て呼んだらいいのだろう)も、服装もみんなお揃いなので、差を見つけるのが難しいですね。年重ねるとメガネ率も高くなりますし。
お話の骨子である「お布施」はお金だけじゃないんですよ、
笑顔だけでも良いし(和顔施=わがんせ)、
あなたにとって当たり前のコトを教えるでも良いし、
子どもだってその年齢で出来ることで良い
は、ああそうね、とスッと耳に身体に入って来ました。
講評で問われた、布施の実践で大事なことは?に対する答えの
その人が望むことを考えて使い分ける
もコミュニケーションを取りましょう、とまとめで話されていたことにも通じていました。
とても物腰の柔らかい、素敵なお坊さんでした。
5:中村 建岳 師 -臨済宗 妙心寺派-
【仏教とは、まるで〇〇!?】
問い掛けで聞き手の興味を引く、プレゼンのテクですね。
冒頭のコーヒーの苦味の話から、仏教の人間感である「一切皆苦」に繋げて、それをまろやかにするのが仏教、と見事な流れ。
さすがお話慣れしてるなあ、と思ってたら、またコーヒーに戻って、ミルク→オレ→ラテ、と外国語を挟んで、最終的にはお題目の「仏教とは、まるで○○」の答え合わせで「仏教とは、まるでラテ」と、
ダジャレかいな(-_-)/
笑ってたら会場のお客さんにも復唱を呼び掛けて、全員で
「仏教とは、まるでラテ」
と唱えて、最後に寺(テラ)じゃなくラテ、と。
よーでけたネタやなあ(≧∀≦)
休憩後すぐの会場を一気に温めて持って行きましたね。
ダジャレだけかと思ったら、後半は不安や怖さは自分が作り出してるバーチャルなものであって、実際には無い、とのことで、注射の痛さやお茶の苦さを例にお話。
そのあと、おもむろに沈黙。
どうした?どうした?ってザワつくのは、不安を感じたから。
でも、現実に起こったのは、ただ沈黙したことだけ。
話した内容を絡めて、ああーそう言うことか!と気付かせる実体験まで盛り込まれててお見事。
ダジャレでグッと距離感縮めて、お話に引き込ませる。内容ももちろんですが、話を転がすテクニックにも唸りました。
仏さんの誕生日をクリスマスみたいなイベントにする!と、4月8日にホットケーキを食べる、とか硬軟、緩急のバランスが絶妙ですね。
聞いてもらう、記憶に留めてもらう、ための工夫が散りばめられていました。
それにしても、あの会場で10分しか持ち時間無い中で、1分くらい沈黙出来るのは肝が座ってるなあ、とそこにも驚きました。
6:安達 瑞樹 師 -曹洞宗-
【笑うみんなが観音さま】
いや、もうね、他の人と違うんですよ。
もちろんこの方も含めて、今日お話しされてる皆さん流暢なんですよ。
でもね、口調というかリズムと言うか、話し始めた瞬間の印象ってあるじゃないですか。
この方はもう、落語家以外にはあり得ない、って口調。
扇子持って「まあまあ、こっち入りなはれ」(^^)って、一席始まったかのような雰囲気。
法話というより独演会。
終盤に近づいてきて、内容によっては居眠り…も十分あり得る頃ですが、そんなことは微塵もなく会場をドッカンドッカン笑わせてます。
寺の近所に住むおばあさんの話からスタートして、日々起こったことで笑ってたら、おばあさんの爆笑エピソードが続く続く。
この法話、いつになったら有り難くなるんやろ、とちょっと不安に(゜-゜)
でも、
前半に出て来た鈴虫をもらった少年が、「スズムシの一生」って自由研究を作る
↓
あちらこちらに自分が話したフレーズがたくさん採用されてる
↓
最後に自分が言ってない「こうしてスズムシは命をつないでいく」と書かれてた
↓
死んでからじゃなく、生きてる間に心をはせましょう
と綺麗に収束。
ただ、あまりに初めっから爆笑爆笑だったから、あっけない幕切れと言うか、えっもう終わりΣ(・ω・ノ)ノって感じがしましたね。
だからと言って、じゃあここからコッテリと有り難いお話が続くのが正解か?って訳でもないですが…。
一つ前の建岳さんの”緩急”とは違って、”落差”な印象の法話でした。
とは言え、間違いなく爆笑させてもらったのは確かです(⌒∇⌒)
7:山添 真寛 師 -浄土宗-
【幸せの秘訣】
いよいよ最後の法話。普段の活動で使われている紙芝居で登場です。
マイクが不調になるアクシデントがあったものの、そんなことを感じさせない安定っぷり。場数って大事。
題目は「毒入りのごちそう」
お話そのものは知らなかったですが、あらすじはどこかで聞いたことある気がしました。
何をしても文句ばっかり言って来る姑さんにいびられてる嫁さんが、もう我慢の限界!と和尚さんに泣きつきます。
話を聞いた和尚さんは、
・嫁さんにに毒の粉を渡して、これを少しずつ食事に混ぜなされ、
・でも薬が効いてくるまでの間は、姑さんにやさしくしなされ
とアドバイス。
もうすぐ薬が効くから…と、嫁さんは姑さんに何を言われてもグッと飲み込んでやさしくしていると、姑さんの様子が変わります。
薬が効く様子は無いものの、ご近所で嫁さんを褒めたり、ご飯を旨いと言ってくれたりし始めました。
そんな良好な関係になり出した矢先に姑さんが病気で倒れます。
必死に看病するも、私のせいだ!と和尚さんに泣きつくと「あれは毒の粉じゃなく、ただのイモの粉じゃ」と。
嫁さんは喜んで、姑さんと仲良く暮らしましたとさ。
優しい言葉と笑顔を投げ掛けたら、相手からも優しさが返ってきますよ、とのお話。
ご自身も高校生の子どもを持つ親で、朝は起きてけーへんし、起きて来たかと思ったらスマホで指の運動やし、とコラー!!!(# ゚Д゚)と言いたくなる。
言いたくなるけども、ここで怒ったら険悪になるのは目に見えてる、なので、グッとこらえることで一日の空気が変わりますよ、とのこと。
私も子どもがいるので、その通りその通りだと思うけど…難しい!
模範法話:林 覚乗 師
【心ゆたかに生きる】
紹介で、審査対象の法話は10分だったけども、この法話は30分、って話が出たら、会場がざわめくざわめく(^^;)
大人なんやから、そんなん言いなさんなよ、審査に時間も掛かるんやし、と思って一人モヤっと。
でも、そんなことなんてお話聞き始めたらすぐに忘れましたね。
何百回も各地でお話されているだけあって、話し始めたら会場の空気がスッと変わりました。
警察学校の法話の帰り、敷地出てすぐに見張ってたパトカーに右折禁止で捕まった話なんて、もう鉄板ネタなんでしょうね。
お前らスタンディングオベーションまでして絶賛した講師を捕まえるのか!?って恨み節だけじゃなく、そもそも皆が違反する=標識が見にくいとか原因があるんだから取り除きなさいよ、と至極真っ当な話。
翌年同じ警察学校から、また法話のお願いが来たってオチまでついてお見事。
聞き入ってたら描かれへんなあ、と思ってたら、何とApplepencilが反応しない。
えー!ここでか!と思いながら、Bluetooth入れ直したり、ペアリングやり直したりしてたけど解消せず。
そのうち一覧にも出て来なくなって、充電切れ?とケースにくっつけてみたり。
結局よく分からない中、数分後に再ペアリングで使えるようになりました。
ってやってるうちにお話は随分進んだので、描けたのは断片的。(言い訳…(^^;))
後半のパチンコ屋と飛行機のエピソードに共通するのは、「気付き」と「不運な目に合っても、”不幸”にしないこと」。
自分ではどうしようもない、もらい事故みたいな不運な出来事はたぶん避けられないでしょう。
でも、そこからどうするか、によって「不幸」になるか「幸せ」になるかは変えられるんですよね。
実際に30分だったのかは見忘れましたが、1mmも飽きさせないお話でした。
※模範法話のYoutube動画はありません。聞き直したいなーと思ってたので残念です…。
投票
一列ずつ誘導されて、会場入口に設置された投票箱に配られた札で投票していきます。
結果発表
舞台に、今日の登壇者と審査員が一堂に集まって、いよいよ審査結果発表です。
気になる結果は・・・
奨励賞 :小林 恵俊 師
審査員特別賞:山添 真寛 師
グランプリ :安達 瑞樹 師
奨励賞は予定に無かった賞ですが、審査員から是非に、と急遽設けられました。
とは言え、予定外なので口頭での発表のみで、何とかトロフィーを作ってお渡ししてあげて、との異例のお願い(⌒∇⌒)
結果は各種メディアにも取り上げられており、2つご紹介します。
1つ目の記事には、グランプリの安達さんの法話全文が書き起こしされています。
・僧侶のM-1?チケット即完「H1法話グランプリ」をご存知ですか
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65131
・兵庫・長楽寺住職に栄冠 「命の大切さ考え笑顔」 H1法話グランプリ
https://mainichi.jp/articles/20190602/k00/00m/040/113000c
実行委員長挨拶
冒頭の挨拶も熱かったですが、締めの挨拶もやっぱり熱い。
仏教界のことはよく分からないですが、今回のような「超党派」はとんでもないことなのですね。
そりゃそうですね。同じ仏教なのにわざわざ違う流れを歩んでる人たちが、交わろうとする。
そこに何も衝突が無い訳はないでしょう。
「法話」と「順位を付ける」の矛盾にも苦労されたそうですが、そこで見出したのが
優劣を付けない
もう一度会いたいお坊さんを選ぶ
今日の順位は「会いたい」と思った人が多かっただけ。優れているとかそんなことじゃない。
絶対的な正解は無いですが、私はとてもしっくりきました。
最後に言われていた
仏教の可能性を感じた
一発花火で終わる訳にはいかない
熱い想いがあふれかえってましたね。
でも、挨拶冒頭の「出たかった…」が一番実感がこもっていた気がしました(^.^)
エンドロール
Youtube動画を見てて、最後の最後にビックリΣ(゚Д゚)
エンドロールまで流れて来ました。こだわりがすごいですね。
感想です
いやいやー楽しみました、H1法話グランプリ。
坊さんの、坊さんによるイベント。
しきりに不手際をお詫びされていまいたが、400人以上のイベントで、しかもインターネットの生中継やら、メディア取材もわんさかある中で、全然スムーズでした。
むしろ、坊さん集まったらどれだけすごいコトできるねん(゚∀゚)って感じですよ。
三人寄れば文殊の知恵的なことなんでしょうか。お坊さんの可能性、無限大だわ。
お坊さんって、悟り開いて冷静沈着なイメージありましたけど、そのお坊さんがイベント立ち上げて、初回開催するって興奮と高揚がバンバン伝わってきました。
けど、前にいる人はやっぱりみんな袈裟着たお坊さん、ってアンバランスで非日常感がたまらない4時間でした。
初めて聞いた法話でしたが、やはり10分は短いようで審査員からの講評でも、本当はもっと外側から核心に…みたいな展開が普通なようです。
それでも登壇者の方がギュギュっと凝縮した「美味しいトコ取り」で楽しめました。
会場にiPad持ち込んでスケッチノート取りましたけど、まあ難しい難しい( ノД`)
内容もですが、10分一本勝負!はハードル高いのかなあ…と自信喪失の連続…
普段は一時間超の長いお話が多いので、全然その感覚とは違う短距離走感に戸惑いながら頭フル回転でした。
なんせ、1つの話題を捨てる(描かない)と話が終わっちゃう(;^_^A
準備してる時は一人一枚ずつで足りるかな、と思ってたら、まあ余白が余白が埋まらない。
まあ、ビッチリ埋まるのが良い訳では無いので、たくさん余白が残ったのはそれはそれでしょーがない(^^)
イベントをゼロから立ち上げる時の「産みの苦しみ」って大きいですよね。
けど、一回目でしか感じられない熱量・温度感ってあると思います。今日はまさにそんな「熱いお坊さん」を感じられた一日でした。