子供の頃嫌いだったのに、大人になったら食べられるようになるってありますよねえ。
「出されたものは全部食え」と育てられて、「おうよ、モリモリ食ってやるさ」と受け入れてデブまっしぐらの私も少なからず嫌い…ってほどではないですが、苦手な食べ物はありました。
もくじ
私が嫌いだったのは「ピーマン」と「レバー」
筆頭が王道のピーマン。苦いっすからねえ。どこかの偉い先生が「子供は味覚が敏感だから、苦い=毒と判断して食わない」って言ってて、そりゃそうだな、と納得した覚えがあります。
続いてレバー。子供はあまり口にする機会が無いので、食べ残して怒られる経験は無いものの、不味かった覚えはあります。
どちらも会社の寮飯で出て来たら、あっさり食べられて、旨!と感じて「大人になったねえ…」と自身の成長をを親戚のおばちゃん目線で喜んだものです。
さて、今3歳の我が子。まだ大人には程遠いですが、前振りの逆で「あんなにご機嫌に食べてたのに、何でそんなに毛嫌いするのよ!」って食材があります。
そう、それはこちらも王道の「にんじん」
初めての固形物は「おかゆ一粒」
固形物を初めて口にしたのは、6ヶ月の時に行った離乳食教室。メニューは野菜でとったダシと、おかゆ一粒。ご飯と母乳は味が似てるからか、美味しそうに口をモグモグさせてた。けども、やはり初体験は身体に何らかの刺激を与えるようで、この日は
- 何だか不機嫌で落ち着きがない
- 笑わないし、声も出さない
- 何回も乳を吐く
- でもしんどい様子はなく、体温も平熱
って感じ。
沐浴も普段は気持ちええわあ、的な感じなのに仏頂面。頭にお湯掛けても泣かなかったけど、身体を石鹸で洗うと悲鳴のような泣き声上げて、ようやく泣き止んでも不機嫌。
寝かしつけると、真顔でじっと目を見開いて天井見つめ続けてる。泣くわけでも無く、首を振る訳でもなく、ただただ見つめてる。何を想ってるのか分からんけど、乳児の顔じゃないなあ。悲しいでもなく怒るでもなく。10分近く見つめてそっと目を閉じて寝た。今日起こった出来事を振り返ってたのかしら。寝てからも、時折悲しい声出してた。
人参の第一印象は悪くなかった。むしろ前のめりで食べてた。
その半月後、6.5か月で離乳食スタート。初めはおかゆで、少しずつ茹でた野菜も食べさせて、1ヶ月ほど経った8か月で人参登場。今まで食べさせてたジャガイモ・玉ねぎと違って、色・味ともにかなりの主張があるからどうなるかと思ってたけど、怪訝な顔しながらも無事クリア。
そこからは大根と人参の登場頻度が高かったからかも知れないけれど、米よりも人参!って感じでおかゆやおにぎりには目もくれず、ガツガツつかみ食べで人参食べまくってたので、子供の好き嫌いあるあるを崩すなあ、と話してた。
離乳食から普通のご飯になっても味噌汁に入ってる人参や、煮物の人参が大好物で、人参が無かったら不機嫌になって奇声をあげることもあったくらい。あまりに人参ばかり食べるので、先輩ママさんに質問したら必要だから食べてるんだし、いいんじゃない?そのうち嫌いになる時期が来るかも知れないよ、と言われて肩の荷が下りた感じに。
2歳8ヶ月で急に人参と距離を置く
断乳してご飯だけになっても、ずっと食べ続けてたのに、2歳8か月になって急に人参を嫌がるようになった。言葉をしゃべり出すと「ニンジンスキナイ」(人参好きではない)「スキナイネン」(好きではないのです)と言って、みじん切りでも千切りでも料理に入ってるのが見えたらとにかく嫌がる。初めのうちは「一生分食べたから飽きたか?」と笑ってたものの、ここまで断固拒否されると何だろうと心配になる。
かと言って全く人参を口に入れない訳でもなく、食べなさいと説教されたり、全部食べないと○○(好物。トマトや肉)をあげないよ、と言われると食べるし、そこまで苦渋な顔もしてないので食べられないことは無さそう。
そんな人参も「キャロットラペ」なら勢いよく食べる
知らない人にはこちら。クックパッドへ飛びます。
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ね、人参そのままでしょ。なのにこのメニューは百発百中で前のめりで食べて、お代わりも要求してくる。
うちのレシピだと、好きな「酸っぱい」「レーズン(ボタンと呼んでる)」「クルミ」なので「旨い」が「嫌だ」を凌駕するのかしら。
まとめ
このまま人参嫌いのままだったら、きっと一生分の人参を食べちゃったのだろう。
ではでは。