まさかの3部作になってしまいました(^^;)
ここまでのお話はこちらです。
↓
2020/9/9,10,16,17 むす部メンバーでグラレコ講座してきました!①(準備編)
2020/9/9,10,16,17 むす部メンバーでグラレコ講座してきました!②(基礎編)
もくじ
9/14:応用編どうするか会議
水曜組・木曜組ともに無事基礎編が終わりましたが、一週間後には応用編がやってきます。
講座やペアインタビューの感想とか、
講座中に生徒さんが描いてる様子などから、
やはりイラストへの苦手意識・ハードルがあるので、そこを手助けするようなワークを入れた方が良い
との意見で一致して、Messengerグループでアレコレ相談。
特に水曜組は基礎練習が図形や人型と言った
「部品」で時間切れ
になっちゃったこともあり、
桃太郎グラレコですぐ使える
「即戦力」な「表現」を渡せなかったな、
との反省もあり、こんな絵で相談しました。
と言うことで、ZOOMで打合せ。
応用編の前半をガラッと組み替えることにしました。
- 2回目だしクラスメートなので、チェックインは無し。
- 水曜の基礎編で飛ばしたエモグラフィーと顔の向きで基礎練習
- アイコンも自分で考えて描いてみて、伝われば十分なのを実感
- 3つのパーツで、聴き方,そぎ落とし方,まとめ方の型を知ってもらう
打合せをまとめたのがこちらです。
組み替えても結局ミチミチで時間が無いので、さらなる時短を狙って資料をまた作りました。
基礎編をやってみて
言葉だけでは伝わりにくいので
やはり見せるのも大事
と分かったので、前3枚はハシゴ型につなげて講師が持って見せる形式にしました。
後は、最後に描いてもらう感想のフォーマットも見せた方が速い、と作りました。
最後は手持ち資料ですね。描いてもらうアイコンを考えていると時間が掛かるので、予め決めておきました。
9/16:応用編
今日もむす部Tシャツと、マスクシールド着用で講座開始です!
組み替えた後のプログラムはこちら。
挨拶→グランドルールに続いて、早速描いてもらいます。
手を動かす準備運動も兼ねてるので、コレ↓を2分ずつくらいでテンポよく描いてもらおうと思ったのですが・・・
予想以上にこちらの意図が伝わらなかったようで、描き終わるのに時間が掛かって押せ押せに(;^_^A
1つ目のクラスはゴースト参加のトーカツが、サッとチョークを持って黒板に描いて説明してくれたので何とかなりましたが、
口頭で説明する、
描いて欲しいものを見せる
だけでは不十分で、
一緒に描く(描く過程を見せる)
も必要なんだなあ、と実感しました。
2つ目のクラスは、
ひめくまが黒板に描いてくれたり、
私もやって欲しいことを出来るだけ丁寧に繰り返して説明
したので、1つ目のクラスよりはスムーズに進みました。
プログラム上一番圧縮されたのがココ。
それでも、
学校のアイコン描いてみて!30秒で!
と描いてもらって
単純な学校だけど、そんなもんで良いのか
って感じてもらいたかったので、ここは強行。
でも、生徒さんのを見てたら、ほぼ正解ばかりだったので、あまり衝撃は無かったかも。
それでも、大体の人が窓を描いてたので、
それすら無くても伝わるよ
が伝わったかしら。
どうしても
絵が描けない
↓
不安だ
↓
情報の濃度を上げないと
のループに入っちゃうと細かく描きたくなっちゃうので
これで分かるでしょ
と引いてみるのが良いのかな。
最後のパートで、構造化と3つのパーツのお話。
構造化は、型の説明程度でこんな描き方もあるよ、程度でサラッと。
3つのパーツは、グラレコしてる時の頭の中はこんな感じですよ、って紹介ですね。
人によってやり方・考え方は違うし、意識的・無意識も差はあるけれど、
この作業やってる間は手が止まる(=描けない)。だから、全部は描けなくて当然
ってことを言いたくて、丁寧めに説明しました。
さて、講座もいよいよ大詰め。
基礎編と同じ桃太郎を先生に読んでもらってグラレコします。
先生にお願いしたのは
・冒頭にタイトル言ってください
・基礎編よりは速めに読んでください
・最後に「おしまい」は言ってください
の3点。
講師も生徒さんと同じ並びに座ってグラレコです。
最後のまとめのパートでお披露目するので、これはこれでプレッシャーが(汗)
描けたらお隣さんとシェア。
相手のを見て、とにかく良いトコロを探して、褒め合って!
と言ったのと、描き終わった解放感からか、みなさん楽しそうに談笑してました。
褒められて嬉しくない人は居ませんからね。
しかも、絵が苦手だわ、と思ってたのを褒められたら嬉しいですよ。
これも、
ただ漠然とシェアするよりは、褒め合う方が盛り上がるし、
相手が描いたのを目的持って見るから良いですよ、
と相方のひめくまに教えてもらった受け売りですが(^◇^;)
その後は講座を受けた感想をかいてもらいました。
ど真ん中に今の気持ちをエモグラフィーで描いて、周りにマンプや吹き出し、言葉を何でも描いて!
と言ったら短時間でしたが、皆さん熱心に描いてくれました。
続いて基礎編から押し出された、むす部の紹介と書籍紹介。
職業がバラバラの大人たちがワチャワチャと、楽しくグラレコで表現してますよーと宣伝しておきました。未来のグラフィッカー候補が興味持ってくれたら嬉しいな☆
描かせてばっかりなのも何なので、講師2人が描いた桃太郎も見てもらいました。
事前に練習するのはどうかな、と思って思案する程度に留めましたが、
物語って描くの難しっ!Σ(゚Д゚)
講演とも違うし、対話とも違う。
3分程度の短い文章でしたが、頭から煙が出るかと思いました。
終わった後に先生から
鍵型のキーマンに「ジイ」「バア」と描いたのを絶賛
してもらいましたが、諸刃の剣的なところがありますからねえ。
「これで伝わるからいいじゃん」
と割り切って描ける一方で、
「これで伝わるからいいじゃん」
とイラスト化を放棄する怖さもあるのですよ。
画家では無いので、
詳細な絵を描く必要は無い
ですが、
グラレコと言うからには、
広い意味で伝えるイラスト寄りのもの
を描いた方が良いのかな、と思ってます。
文字を四角などの図形で囲めば「図解」にはなりますが、「イラスト」では無いですよね。
絵・イラストを描く模索をして、
悩んで苦しんで、多少は描けるねえ、
ってところまで武器を持った上で、
省略形としての「ジイ」とか「バア」はアリだと思うんですよ。
そこのプロセスをすっ飛ばして、いきなり「ジイ」「バア」で片付けちゃうのは違うかな・・・と。
そんなん言うなら、生徒さんに見せるんじゃないよ!
と突っ込む自分も居ますが、しょうがないですよ描いちゃったんですから( ̄▽ ̄;)
先生に一言頂いてから、最後の締め、クロージングです。
事前の打合せで
クロージング何します?
との話になって
自分たちに拍手
とか
ハグさせたこともありますねえ
と、実績のある方々がおっしゃる。
ええー何しよー、また悩みが増えたー、と千切れるくらい思案(@_@)
で、結局これをネタを仕込んでいって話しました。
グランドルールの1つ目、自分を大切にする、でお話した、
自分がこう表現したい!って思ったことにフタをすることなく、皆さん積極的に描いてくれました。
自分の筆箱に入ってる色ペンで、さっき感想を描いた紙の右上に花丸を描いてください。
ほんとは私が回って描きたいですが、時間も無いので私の代わりです。
高校生に何を幼稚なことを!と思うかもしれませんが、
自分が描いたものに花丸もらったら嬉しくないですか?
自分が表現しようと思ったことを、フタをせずに描いて表現した、それだけで十分花丸です。
上手いとかヘタとか、絵が多いとか少ないとかそんなことはどうでも良いですし、人に見せたら何言われるんやろう、はあくまで見せた後の結果論です。
良いことが起こるかも知れないし、ひょっとしたら悪いことが起こるかもしれませんが、まずは「自分の内側から出たものを表現」することが無ければ、何も起こりません。
自分が表現した時は、まず自分が花丸を付けてあげてくださいね(⌒∇⌒)
高校生は素直ですね
年齢半分の高校生、
イマドキの若者に、
丸坊主のおっさんが絵を描け!
と言ったら、どんな反応するのかと思ってましたが、みんな素直。
終わった後の感想などを見せてもらったら、
描けなかった・・・
難しかった・・・
って声はもちろんありましたが、
楽しかった
また描いてみたい
字も書いていいんだ
と好意的な意見も多くて、桃太郎グラレコで食らいついて来てくれたのと合わせて、表現する手段として興味を持ってくれたのかな、と安心しました。
初めての講師の割には濃縮凝縮で、かなり盛りだくさんでしたが、
複数回の講座を一気に経験したような
充実感でした。
講師経験のある皆さんと練りに練ったのに、基礎編と応用編の間に組み替え直すなんて、経験したくても出来ないですからね。
たくさん勉強させてもらいましたーヾ(≧▽≦)ノ