2020/9/9,10,16,17 むす部メンバーでグラレコ講座してきました!①(準備編)

グラレコを始めて3年目になると、有難いことに
 教えてないんですか?
と言っていただけることがチラホラとあります。

確かに周りで講師やってる人多いよなあ・・・
セミナーもいくつか受けたなあ・・・

よく紹介で挙がる本は一通り読んだけどなあ・・・
でも教えるってなあ・・・

と、一歩を踏み出せずモヤモヤ

そんなところに、私が所属するむす部グラレコ講師の募集
関西ふくしグラレコグループ~むす部~

昨年、先生からの依頼で高校生にグラレコ講座をしたご縁で、今年もぜひ、とお声が掛かったとのこと。

やってみたいなあ、と思ってたことが向こうから飛び込んできました
この機会を逃す手はありません。

「やったこともないことは、考えてたってできる訳がないでしょ」と、速読の師匠の声が頭の中で鳴り響きます。

それが最後のひと押しになって、
行きます!
と手を挙げて参加して参りました。

今回は、講師経験の豊富な皆さんと、
 あーでもない、
 こーでもない、
と、Messengerグループでのやり取りZOOMでの打ち合わせで、講座の内容を考えました。

初めての講師で、
 こんなに豪華で貴重な充実した時間を過ごして良いのかっ!
と、思ったので、準備の打合せから基礎編・応用編の講座を順番に振り返ってみます。

8/13:初回打合せ

先生+むす部で手を挙げた講師4人がZOOMでお話し。

先生からのお話を聴いて、その上で講座で
 何を伝えて
 何を持って帰ってもらうか
 受けた後にどうなってくれていたら嬉しいか

を講師たちで話しました。

今回の講座は、国語表現の授業の一環。
「要点をつかんで相手に伝える」ことを身につけてもらいたい。

それを受けて講師たちで話したのは、こんなこと。

  • 単なる「グラフィックの講座」じゃなく「表現の自由」を伝える場にしたい。
  • 「表現」は、文字・絵・色・線の太さどれを使っても間違いじゃない
  • でも、「表現の自由」と言ってもアートじゃない
  • 言語化されたものを、「要約」や「可視化」して伝える。
  • 「伝える」ためには、自分だけが分かっててもダメなので、「伝わる」表現方法の方が良いよね、だから表現方法を知って欲しい。

話をして、講座の目指すところが見えてきました。
では、そんなゴールを目指すために、どんな内容・流れにすれば良いか

  • まずは、描くことのハードルを下げないと
  • 「描く技術」じゃなく「聴く技術」なのも感じてもらいたい。
  • 一回だけだと突風、ふーんで終わっちゃうので、1回目で基礎・2回目で振り返り+実践、に分けた方が学びが深まる。
  • 1クラス22人居るので、濃密な時間にするなら、講師はメインとサブの2人体制にしたい。

こんな話をして大体の大枠が固まりました。

1クラス当たり、全体で4時間の構成。
♯1:グラレコの基礎知識
♯2:グラレコ講座(基礎編)
♯3:ペアインタビュー
♯4:グラレコ講座(応用編)

♯1と♯3は先生に授業をしていただいて、我々講師は♯2と♯4の二回学校に伺うことになりました。

話しながら描いたのでとっ散らかっていますが、話のメモです。
(2~7枚目だけ貼ってます)

初回打合せの2枚目
初回打合せの3枚目
初回打合せの4枚目
初回打合せの5枚目
初回打合せの6枚目

8/20:講座内容の初版が届いて急に現実味が増す

打合せから一週間後、前回講師をされたにへーさんから、講座の流れの案が届きました。

去年高校生に教えて、他でも講師の実績グラフィッカーの経験も豊富なのは知ってますけど、このクオリティのがサラッと届くんですよ。

文章じゃなく、グラフィックで。

ビックリしました∑(゚Д゚)

基礎編。講座が進む道筋が自然と見えますねえ。これ1枚でプログラムの内容も全体も俯瞰できるΣ(゚Д゚)
応用編。青→赤で一目で別日の説明だと分かるのと、3つのパーツの詳細がもうココで語られてる!

さて、それを見ながら脳内シミュレーションしてたら、色々疑問がわいてきました。
可視化の恩恵受けまくりですね。

初めにやるチェックインの要領と、実践の部分で気になったので、私も疑問点をグラフィックで描いて皆さんに相談です。

チェックインの準備と実際にどう進めるのかしら?が疑問に。
当初はいきなりグラレコやったら、講座受講後との差が分かるんじゃない?派でした。

で、更に脳内シミュレーションを重ねてると、
 「ん?これ、モーレツに時間足りなくね?」
 「相当テンポ良く進行しないと無理じゃね?初挑戦で出来るかしら」

と不安が不安を呼ぶので、そんな時は可視化です。

スプレッドシートで進行表を作ってみたら、
 「やっぱり、かなり駆け足でやらないと時間足りないなあ」
 「基礎編と応用編で中身を組み替えた方が良いのでは」
 「これは不安を叫ぼう」

と、講座の進行だけでなく
 自分の不安
 自分なりの改善案

可視化できました(^◇^;)

進行表の初版。かなり段取り良く進めないと難しそう・・・

9/6:時短のために貼り出す資料を作ってみる

コレをやるためにコレ、と筋書きを練ったので、やることを中抜きすると、唐突感が出て生徒さんが戸惑っちゃう。

けども、講座の時間は「50分✕2コマ」で限られてる。

そうなると・・・

無駄な動きを削るしか無いですね。講師の

と言うことで、
 「描いて」→「説明して」
を無くして
 「黒板に貼り付けて」→「説明して」
にすることで、時短を狙いました。

そこで、貼り付ける用に作ったのがこの8枚。

描く時間を短縮するために作った資料たち

これで生徒さんの待ち時間は、ある程度「圧縮」できそう。
でも、
 「グラレコの実践」
が最後の最後まで悩ましい。

説明だけじゃ知識が増えるだけで、実感が無い
でも、ただ言われたのを描くだけでは、手を動かしてるだけで準備運動の域を出ない
やっぱり、「話を聴いて描く実践」から学べることは多いので外せない。

当初から
 「他人が描いたものとの比較」
ではなく
 「過去の自分が描いたものと比較」
する体験はしてもらいたいので、2回描いてもらうことは決まってました。

2回目は講座の総仕上げなので、当然最後。

さて、1回目をどの時点で描いてもらうべきか・・・。

ここまで来れば準備も大詰め。
Messengerグループでのやり取りを踏まえて、初回講座の前日9/8の夜に最後のZOOM打合せをすることになりました。

9/7:ペアを組む相方から打合せしましょ、との連絡

今回の講座、受けてもらう4クラスの時間割の都合で、「水曜」と「木曜」に分かれることになり、講師のペアもそれぞれ水曜組木曜組に分かれました。

私は先行の水曜組なので、基礎編は9/9応用編は9/16

前日9/8の晩に講師全員で打合せすることになったので、予定してた水曜組の打合せは無くても良いかなー、と思ってたのですが、相方のひめくまから
 「流れの確認だけでもやっときましょ」
とお誘い。

ああ、そうね。
こっちは講師は素人なので、付き合ってもらえるのは有難いわ♪、と始まったら

まあ濃ゆいのなんの(^◇^;)

学生の頃に吹奏楽部で自主演奏会の進行表を作っていたので、
 「人が動く流れは網羅」
 「滞留しないように、前の予定の完了条件と、次の予定の開始条件は考え尽くす」

って筋力はあると自負していましたが、
それはあくまで
 「プログラミング的」
 「機械的に動かす」

視点だったんだなあ、と痛感。

何を言ってるのよ、とお思いでしょうが、相方に投げ掛けられたのが
 「実践のグラレコ、何を大切にします?」
 「始めに教室入ったら、どこに立ちます?」

的なお話。

ぬあ( ゚д゚)

そこまで事前に考えるの⁉︎
とは思ったものの、

  • 参加者さんが予定したプログラムに集中できるように、雑音は排除。
  • 講師の戸惑いは雑音
  • 一貫性の無いことを言うのも雑音
  • 自然と次のプログラムに誘導できないのも雑音

結局のところ、参加者さんが
 おや(・・?)
と思うことは全部雑音で、せっかく講座に集中してくれてたのに没入感が無くなっちゃう

それを事前に考え尽くして、
 講師の動き一つ
 参加者さんに対する声掛け一つ

まで、行き渡らせましょうよ、ってことですね。

深い。深いなあ(u_u)
めっちゃ大事な話だけど、深い時間だなあー

そう、23時開始で始まったこの打合せ、終わったのは2時前・・・
とても大事だけど、今まで考えたことも無かった観点
しかも具体的なプログラムに落とし込みながらの説明だったので、聴きながら必死にメモってました。_φ( ̄ー ̄ )

いやー、コレ個人コンサルなら高額請求されるやつやん(^◇^;)

有難いけど、もう直前やしなあー
でも、講座が終わった後で
 やっぱりもうちょっと考えておけば良かったなあ…
ってなるのも悲しいので、脳内シミュレーションを繰り返します・・・

9/8:講師全員の直前ミーティング

相方との打合せの19時間半後、21時半からZOOMで開始。

懸案だったグラレコの実践は、
 講座を受ける前のまっさらの状態

 アレコレならった講座後

比較した方が差を実感しやすいと思ってたものの、
 ペンが止まって描けない人が出るかも
との指摘。

描くことのハードルを下げたい、って考えてるのに、そんなことになったら
 元も子もないわ
と、基礎練習をやった後の基礎編最後にやることで確定。

プログラムがみっちり詰まっちゃったねえ、と言ってたところに先生からの追加リクエスト。

  • 次の授業でやるペアインタビューの頭出し
  • 木曜のクラスは警報で授業が飛んだので、(先生がやるはずだった)グラレコとは、の説明も冒頭にお願いしたい

!(◎_◎;)

おお、どこに入れようか、と悩んだところで入れるしか無いので、無理やりハメこんで進行表完成

木曜組は、百戦錬磨のトーカツだから大丈夫でしょー!と他人事感丸出し(;^_^A
ここまで準備したら、後はやっちゃうしか無いですね(^○^)と打合せ終了。

いよいよ講座の始まり・・・ですが、もう既にクッソ長くなってる( ̄▽ ̄;)ので、次の記事に続きます。
 ↓
2020/9/9,10,16,17 むす部メンバーでグラレコ講座してきました!②(基礎編)

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