所属しているむす部のグループのメンバーに募集が掛かったこのイベント。
授業の中身よりもノート描くことに熱心だった私は、試験前にノートに”まとめ直す”のを楽しんでいました。
今思えば、それがグラレコを楽しんでる源流・原体験なのかなあ、と思っていて、ぜひグラレコを学生さんに触れてもらいたいと思ってます。
気に入らなければやらなきゃ良いだけですからね。でも、触れてみないことには好き嫌いも分からないですし。
なーんてコトを思ってるところに、中学生にグラレコを知ってもらえる素敵な機会☆彡
行きます!と手を挙げて、参加して参りました。
明石高専防災団 D-PRO135°
これはっ!と思って参加したものの、当日まで中身はよく分かってなかったのですよ。
PTA主催の学習会、ってお題目なので、偉い先生とか地域の防災達人みたいな人が来て講演されるのかなーと勝手に想像してました。
話を聞いてみたら、いやいやいやいや、そんなことはございません。
防災士の資格を持つ学生さんたちで構成される「明石高専防災団 D-PRO135°」を迎えて、避難所運営を疑似体験できるゲーム「チャレンジ!」を全校生徒と保護者が集まって、体育館でやりましょう!って想像してたよりも、規模が大きくて充実した会でした。
明石高専防災団 D-PRO135° のサイト
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https://sites.google.com/view/d-pro135/
明石工業高等専門学校では第1学年時に、「防災リテラシー」という科目を受講します。この科目では、「災害時にリーダーとして活動できる防災技能をもった技術者の教育」を目的にしています。また2014年度から、この科目の受講後に防災士試験を受験できるようになり、多くの学生が防災士資格を取得しました。
D-PRO135° – D-PROとは(https://sites.google.com/view/d-pro135/d-pro%E3%81%A8%E3%81%AF)
しかしながら、防災士資格を持っているのにも関わらず何も活動しなければ宝の持ち腐れであり、防災士としての責務は最低限全うすべきだと考えました。また、来る南海トラフ巨大地震に向け、更な識や実践的な技能を習得する必要性を感じました。 そこで、2015年当時の2年生の防災士有志が起案・設立したのが、明石高専防災団(D-PRO135°)です。 (略称:D-PRO)
いやいやいやいや、すごいね。明石高専。
私もね、高専出身なのですよ。
明石のように国立じゃなくて、数校しかない公立です。
でも、神戸高専じゃないですよ。あんなに校舎がキレイではありません。
一時期潰れるんじゃないか?って言われてたものの、何とか府立大学に拾ってもらったトコです。(私が通ってた頃は”大阪府立”だったので、その後の話はよく知らないんですけどね)
話が横道にそれ過ぎました。
単に知識をインプットするだけじゃなくて、アウトプットする、どう活用するか、活用の仕方は無限にある、ってことを学生の時に実感できるって良いですね。
純粋に羨ましいです。
ちなみに、明石高専にはむす部が出来たきっかけになったグラレコ部もあるのですよ。
やっぱりすごいよ、明石高専( ̄▽ ̄;)
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http://sayo-dem.hatenablog.com/entry/2017/12/23/201321
避難所運営ゲーム「チャレンジ!」
「チャレンジ!」の詳しい説明は、D-PRO135°のホームページに解説ブックがあるので、そちらをご覧ください。
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https://sites.google.com/view/d-pro135/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8
地震でたくさんの方が亡くなっています。
でも、「地面が揺れたこと」で引き起こされた建物倒壊などが原因で亡くなった方だけじゃなく、その後様々な理由で亡くなった”災害関連死”の方もたくさん居ます。
せっかく生き延びたのに何故?避難所での生活に問題があるんじゃないの?との視点から生まれたゲームです。
ゲームの大きな流れです。
グループ内の8人で、避難所を運営するために考えないといけない6つを決めます。
実際に災害が起こった時は、どんどん人が避難してくるので時間がありません。
100点の答えなんて出せませんし、ありません。即決するしかないので、とにかく決めます。
決めたら紙に書いて記録に残す!
人が避難して来たら色んな事が起こりますし、色んなことを言い出します。
平時の時だって色々あるのに、災害なんて非日常の極みではもっと人間のエゴが出ます。(言い過ぎかしら)
さて、その避難所で起こるハプニングに対して、自分たちが決めた事でどれだけ対応できるか、が問われます。
提示された6つのハプニングに対して、「第1ステージで書いたこと」を照らし合わせます。
予め用意されている模範解答に合致すれば得点もらえますが、それ以外の答えでも自分たちが考えたことでも対応できる!と思ったら「チャレンジ!」と宣言して判定してもらいます。
この2つのステージで得られた得点を競うゲームです。
臨場感たっぷり。なので描くのも大変
この日は、450人ほどの方が参加されました。
ちょうど参加者から見て、右奥の位置にホワイトボードを用意してもらって、そこに貼った模造紙へグラフィックを描きました。
これ以上模造紙を追加するのは難しいので、どうやって2枚に収めようか相談。
第2ステージの模範解答と、参加者が出す「チャレンジ!」に対する判定を描いて欲しい、とのご依頼だったので、この問答を広く取った方が良いかな、と2枚目を残しておく方針に。
ってことは、タイトル・ゲームの説明・第1,2ステージを1枚目に入れることになりますね。
で、出来上がったグラフィックはこちら。
第1ステージの分量が増えて、第2ステージが2枚目に押し出されてしまいましたが、問答部分はテンポが速すぎて、ハプニング内容のオマケ位でしか描けなかったので、結果的にはスペースが余らず上手く入りました。
最後に参加された生徒さんの気付きやまとめを描いて、皆さんに配られた「受講証明書」を貼り付けて完成です。
今日の内容だとガンガン描く感じだったので、始まる前に「どうしましょ?描きますね?」と質問してるふり(^^;)しながら、既にプロッキーの黒をキャップを開けてる私。
そんな感じで飛び出したものの、一方通行なお話会とは違って序盤はどう描いたものやら、と戸惑っててましたが、横から取りこぼした話の付箋が貼り付けられたり、黒一色で素っ気なかったところにどんどん色やイラストが足されてたのでひたすら前だけ向いて描けました!感謝感謝です。
この日は神戸新聞が取材に来られてました。
ってことは記事がサイトに有るかしら、
グラフィックも写真に撮ってたから載ってるかしら、
と探したら有りました!
有りましたけど、有料会員向け…。
会員じゃない方は、序盤の味見程度ですがこちらから開けます。
↓
https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/201911/0012864147.shtml