2019/01/15 明日から役立つ「デザインの基礎」講座│非デザイナーのための勉強会 に行ってきました!

自分がその分野で素人だったとしても、直感レベルでも「違和感」ってありますよね。

音楽だと、音の間違い=鳴るべきじゃない音が鳴って濁る
文章だと、誤字脱字、ら抜き言葉(私は抜けちゃう方ですが)。
車だと、こすって修理した所だけ明らかに色が違う

私がどうにも気になるのが「資料」
会社で働き出してから特に顕著になりましたね。

資料を見る立ち位置は違っても、「違和感」があって気になる気になる(^^;)
お仕事なので内容に集中するものの、やはり頭の片隅に引っ掛かります

いちいち添削する権限も無いので、自分が作る時に気をつけよう、と反面教師として記憶にとどめておきます。
でも、人が作ったモノにはイチャモン付けるのは簡単ですが、ゼロから自分が作るとなると、これが難しい

出来上がって、一日寝かせて翌日見てみたら、うーん(´-`)となることが多発。
そこからひっくり返してやり直すのって、めっちゃ労力も掛かるし、掘った穴を埋める的なガッカリ感も大きいんですよね。

そんなこともあって何とかせねば、とデザイン関係の本を読むようになりました。

無意識にやってたこと気になっていた「違和感」の答えがたくさんまとめられてて、頭の中にコツはある程度溜まってきた実感はあります。

それでも、やっぱり知識は知識。

引き出しに溜め込んでも、しまい込んでスムーズに出せないんですよね。
どの引き出しにあるか分からない引き出しがさび付いてて上手く開かない

そんな時にFacebookで誰かがいいね!していて、この講座を見つけました。

3連休明けの晩かあー
三宮かあー遠いなあー
と悩んだものの、えいっ!と参加して参りました。

前置きが異常に長くなりましたが(^_^;)、受講報告でございます。

会場はコワーキングスペース ONPAPER

2018年12月のオープンなので、出来立てのホヤホヤです。
10階までエレベーターで上がると、何かオフィスらしくないシックな空間
廊下がいわゆるオフィスな感じだったので、一歩入ると異空間って感じでした。

ONPAPER入ってすぐの正面

セミナー会場。これは雰囲気に飲み込まれてもしょうがないですよね。

窓の外が夜景だったのもあって、働くとこってよりはBARな雰囲気。その分リラックスして作業できそうですね。

冒頭にONPAPERの紹介があり、パンフレットも配られました。

詳しくはこちら→https://onpaper.jp/

振り返りのために「目的」を確認

この手のセミナーって、一方的にお話されて、多少の質疑応答やって、はいおしまい、って流れが一般的ですね。

今日のセミナーは会場に到着すると、アンケートの冒頭の質問は開始前に書いておいてくださいね、とのご案内。
設問は、
今日はなぜ参加しましたか?
セミナー終了後にどうなりたいですか?
的な内容でした。

セミナー全編を通しての重要なキーワードである、
「”目的”と”手段”」
さらに
「目的と手段が合っているか」
を踏まえて、受講する側ひとりひとりが今日参加した理由を、”始まる前”に意識した上で、終わった後に振り返ることが大事
ってことをセミナー冒頭でお話してくれました。
導入部って大事ですね(^^)

私は、前置きで書いたような、資料作りの時間を短くしたい、を挙げました。

講師はカワッタデザインの河田さん

ONPAPERのサイトや写真を見てもらえば分かる通り、めっちゃオシャレ
西の方から私鉄乗り継いでやって来た身としては、三宮のセミナー!だけでもΣ(゚Д゚)って感じなのに、完全に雰囲気に飲み込まれてキョロキョロ。

ほぼ席は埋まっていたものの、お約束のように最前列が空いてたので、そこに着席。

と、白い服を着た細身の方が、先ほどのアンケートの説明や室温の確認などを始めました。
で、少し離れてスーツ姿の方がスッと現れたので、ああこの人が講師かな、と思いながら待ってました。

そしたら、その細身の方が今日の講師、河田さんでした(^▽^;)
だってねえ「STAFF」って札を首から下げてるし、めっちゃ低姿勢やし。

スーツの方はONPAPERの方でした。
この方が低姿勢じゃなかった、ってことじゃないですよ。念のため…。

ONPER紹介と河田さん


改めて、本日の講師は河田 悠輝さんです。
デザイン事務所

広告代理店

専門学校教員8年目という経歴。
セミナー中にも触れられていましたが、3つの視点を持ってるってすごい強みですね。

  • デザインを生み出す、どう表現するか、“1”しか言われてないのに”10″を要求される「作り手」の苦悩
  • “1”言ったら”10″のものを出せよ!こっちは素人なんだから!と思う「発注者」の心情
  • とにかくMacでドヤ顔したいデザイナーの卵に、登るべき階段を知らせる「教え手」の実績

 

どれか1つだけなら、誰でも持ってるでしょうけど、3つはなかなか持てないです。
そんな方が教えてくれるとなると、期待が高まります。

フリーランスで、カワッタデザインの代表をされています。
明石のデザイン事務所!近!とそれだけで親近感が5割増し(^▽^)/

カワッタデザイン Facebookページ
https://www.facebook.com/kawattadesign/

カワッタデザイン ホームページ
https://kawatta-design.com/

講座は3本立てで2時間みっちり!

そんな河田さんの講座の内容です。
前半1時間はデザインの「8つの法則」
後半はチラシプレゼンスライドを作る上でのポイント解説でした。

 

グラレコやってる身としては、スケッチブック持ち込んで自主練♪自主練♪
一番前だったので、少しためらいましたが、バッと広げて描いてました。

持ち帰って仕上げてから、河田さんにブログに公開したい、と相談したら快諾頂きました。
ありがとうございます。

描いたグラフィックを貼り付けているので、講座の内容はこちらで伝わりますかね。

2019_01_15 非デザイナーのための勉強会 でのグラレコ1枚目

2019_01_15 非デザイナーのための勉強会 でのグラレコ2枚目

講座の感想

色使いが秀逸

本編の前の自己紹介から、
1スライド1メッセージ
のお手本のようなスライド群。

余白も確保されてて、セミナー中にも触れられたフォントも選ばれてるのはもちろんですが、食い入るように見たのは「文字の色」

 

マジックとかに良くある赤!青!とかの原色は目が痛い。
かと言って、うちの会社のテンプレートだと妙にグレー掛かってて暗いから好かんなあ。
と、いつも試行錯誤してるのですよ。

で、河田さんのプレゼンスライド見てたら、
どのスライドも目が痛くないのに、ちゃんと強調したいところに目が留まるような配色。
内容そっちのけ…いやいや(;’∀’)、しっかり内容も理解しながら、でもやっぱり”絵”としても見てました。

教えてもらった、アドビカラーと戯れる日々になりそうです(^^;)

川田さんのスライド

前に映すスライドと、印刷物は別であるべき

 

だと、私も思ってます。
でも、できないんですね。これが
プリンタの設定で、スライド全体を4枚/ページ か 8枚/ページで印刷して配っちゃってます。

面倒だわ、手間だわ、が一番大きな理由ではありますが、実際どう作り分けたら良いのかしら?と分かってないのです。

このセミナー、何とお土産でチェックリストとして「8つの法則」の印刷物が頂けるんです。
講義では複数枚のスライドで説明されたものが、それぞれ一枚の紙にええ感じに収まってる。

この「スライド」と「印刷物」の両方が見られるだけでも、セミナーに参加する価値ありです。

知識じゃなくて、知恵

「8つの法則」は、確かに市販のデザイン本を買えば載ってる内容も多くあります。
でも、本はどこまで深く読み込んでも所詮は方法論
「こうやればできますよー」ってだけです。

「使ってる人」が「使い方」を教えてくれるのは、貴重です。

デザインに正解が無い、なんてことは分かってます。
でも、デザインで飯食ってる人が「僕はこうやってます」と実績のあることを教えてくれるんです。
これはやってみるしかないですね。

「手を動かす」よりは「考える」に注力を

これはデザインよりは、資料作り目線で聞いたことがあって実践してます。
いきなりパソコンに向かうんじゃなくて、まずは紙とペンで書いちゃ消しを繰り返し。

デザインもまずは「ラフを描く」

一旦、頭の中を吐き出して可視化することで、現実になると言うか第三者的な目線で評価しやすくなるんですよね。

ある意味、”人が作ったモノ”としてイチャモンが付けやすくなります。実際にはブーメランで帰って来るのですが…(;^_^A

で、更に情報収集や検討で考えた結果を反映してまた可視化、と作っちゃ捨て、を繰り返すことで研ぎ澄まされて行くんですね。

ラフから最終系になるまでの流れを、ご自身が作られた実例を見せながら説明してもらい、「変わる過程」が実感できました。


河田さんの人柄と話し方、スライドの構成やセミナーの内容、それに会場も全部ひっくるめて「気持ちいい」(^^♪講座でした。

内容が詰まってる上にお土産ももらえてお得感満載です。
Facebookで見かけて、お!Σ(・ω・ノ)ノと思ったのに参加を迷ってる方は是非おススメします!

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