日記って、書いたことありますか?
世の中には日記帳がたくさん売ってて、WEBやアプリでも日記を書いて保存・公開するサービスがたくさんあるので、選ばれし者だけが書く…ってものでは無いようです。
ブログもWEB+LOGでネット上に記録を残す、が略されてBLOGってことだそうなので、日記の部類には入りますね。
日記を書く行為が間口広い分、書き始めたものの途中で脱落する、良く言う”三日坊主”な人も多いんじゃないでしょうか。
私も就職して独身寮に入った直後、あまりの暇さに日記を書き始めましたが、三日どころか即日坊主だった気がします。
そんな私が子供生まれたのを引き金に、日記を書き始めました。これが何と4歳を過ぎた今でも続いております。
書き始めたきっかけと、何で続けられたのかなーと考えてみたことを書いてみます。
もくじ
初めはただの時系列メモ
きっかけは出産当日の記録です。
嫁さんが破水して産院の病室から運ばれて、ポツンと一人になって、あまりのうろたえっぷりに「そうだ、記録しよう」と変なスイッチがONになったんです。
何時にどうなって…とほんとに時系列に書いたただのメモ。
その後、無事に生まれて、退院して自宅に戻って、3人での生活が始まりましたが、新米父ちゃんは申し訳ないことにやることが無い。
もとい、「やれることがない」「何がやれるか分からない」…
おいおい、何を言ってるんだ(‘Д’)
とのお怒りごもっとも。
嫁さんだって初めての経験、助産師さんから教えてもらいながら悪戦苦闘してるのは、今となっては重々承知しとります。
けども、お腹も大きくならず、産んでもなくて、生まれた瞬間にちょっと感動して涙流しただけのおっさんに「親になった自覚」なんて、正直なところ1mmありゃしないのですよ。
もちろん、言われたことは忠実にやりましたよ。言われたことだけですけど…。
その当日のメモと翌日のFacebook投稿で一旦途切れて、数日後の退院日から日々の記録として書き始めました。
記録を残そうと思ったワケ
単純に興味本位
産まれたてでフニャフニャしてる、この危なっかしい生命体を育てなきゃいけない
↓
四六時中目が離せない
↓
四六時中観察ができる
↓
観察したなら記録が必要
夏休みの朝顔と同じ発想ですね。
この回路が普通なのか異常なのかは分かりませんが、せっかく縁あって我が家に生まれてきてくれたんです。余すところ無く観察してやりましょう(^▽^)/
母親に記録係は無理
母ちゃんはタスク山積みです。
そんなところに「『赤ん坊の生命維持』に関係ない作業」を上乗せするなんて暴挙です。
ただでさえ、何時に乳飲んで、オシッコやらウンチを出した、って出入りの記録を事細かに付けないといけないので、似たような記録作業を増やしてはいけません。
自分で記録できないからこそ、誰かが記録してくれてたら嬉しい(はず)
いつだったか、嫁さんが「生まれたら育児日記書きたいなあ」的なことを言ってた記憶があるんです。
でも、現実は記録してる暇があったら寝たい。って言うか、授乳のスキマで寝られるようにお前がタスクを分散しろよ(-_-)/、との任を負ってるので、分散するついでに私が書くのが正解ですね。そんなこんなで、自分自身で自分を記録係に任命しました。
きっかけはパンパース
新生児が家に居ると、昨日と同じ日なんてありゃしないんですね。びっくりしました。
そうなると、書くネタが日々、というより毎時間くらいの勢いで湧いて出てきます。じゃあ書くしか無いですね。
で、「元々文章を書くのが苦では無い」に「習慣化すると、やらない方が気持ち悪くなる」が掛け合わさると、毎日の日記は黙ってても溜まって行きます。写真も動画もお( ゚Д゚)!と思ったら撮るので、これも黙っててもすごいペースで溜まって行きます。
さて、いい感じに記録は溜まっていくものの、これをどうやって嫁さんに見せたものか。
スマホを肌身離さずに持ち歩くご時世、非公開のブログとか作って見られるのが便利かなあ…と思ってたところに、パンパースのキャンペーンを目にしました。
見た方も多いんじゃないでしょうかね。「MOM’S 1ST BIRTHDAY ママも1歳、おめでとう。」です。
キャンペーンのサイトと、Youtubeにアップされてる動画のリンクを貼ってあります。
↓パンパースのサイト
https://www.jp.pampers.com/newborn/tips/article/moms-1st-birthday-message-page
↓動画(パンパースのサイトに動画が埋め込まれてますが、私のスマホでは見切れてて全体が見えなかったので念の為)
https://youtu.be/uu3iM1azTj4
まあ、泣きますわね(ToT)。この記事書くために、ひっさびさに見ましたが泣けますね。
おっさんが泣いた話はさておき、やっぱりアナログと言うか、印刷物の持つチカラってありますよね。
ディスプレイが高精細になって、実際に見えるものと遜色無くなったとしても、ディスプレイに写った絵は「そう見えるように並んだ光の集合体」「点描を構成する意味のない一点」でしかありません。
一方で、印刷物はディスプレイのように、絵を変えることはできずインクで固定されてます。逆にそれが、動かしようない「事実」である、と感じさせてくれるのかもしれません。
話がそれました。
このパンパースの動画を見て、1歳の区切りまで続けて、本にして手渡そうと決めました。
さすがに動画みたいにパネル展示するようなスペースは無いですからね…(^_^;)
本なら、ちょっとした空き時間に読めるでしょうし。
「ブログ出版局」で書籍化
撮りためた写真からフォトブックを作ってくれるサービスは色々見つかりましたが、文章と写真の両方となるとなかなか見つかりません。
やっぱりスマホで撮りためた写真がターゲットなんでしょうねえ。
そんな中で見つけた「ブログ出版局」
https://print.cssj.jp/
似たようなサービスはありましたが、選んだ理由はこの3点。
- Facebook投稿が本にできる
⇒ ブログサービスの書籍化は色々あるのに、Facebookの書籍化は需要が無いのかここしか見つからず。(2015年当時です。今は分かんないです) - 無料で何度でも見本が作れて、それを印刷するだけのシンプルなサービス
⇒ 安くはないお値段払うので、失敗したくないですからね。 - 一方で本の装丁や仕上がりはしっかり指定できる
⇒ 一回読んで終わり、と言うよりはむしろ年取ってから振り返ることになるのでペラッペラは嫌だな、と。記念品でもありますし。
もっとスタイリッシュ(^^)な書籍化サービスもありましたが、もっちゃりした堅い名前(〃艸〃)も気に入った点です。
トップページのメニューにもありますが、気になるであろう料金と本の仕様へのリンクを貼っておきます。
・料金表
http://blog.print.cssj.jp/index.php?itemid=23
・本の仕様
http://blog.print.cssj.jp/index.php?itemid=22
Facebookの書籍化は難しいみたい
実は、ブログ出版局のFacebook投稿の書籍化はベータ版。
ベータ版(ベータばん、β版)とは、正式版をリリース(公開)する前にユーザーに試用してもらうためのサンプルのソフトウェアである。ベータバージョン、試用版(しようばん)という場合もある。
出典:Wikipedia(ベータ版) (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%89%88)
その証拠にメニューには「Facebookを本にする(β)」と書いてあります。
かれこれ4年書籍化してますが、今でもベータ版。もしかしたら取るつもりは無いのかも(;’∀’)
でも、仕上がりはベータ版なんてことはなく、立派な「書籍」。それにサポートの対応もすごく丁寧。
とは言え、いくつかトラブルもありました。
初めて見本を作った時、何度作っても見本が出来上がらない
Facebookが提供している、情報を取り出すプログラムの仕様が知らぬうちに変わってて、正しく動かなかったそうです。
え?他に誰も使ってないの?Σ(゚Д゚)と思いましたが、修正とFacebookへの申請などで2か月近く待ちました。
まあ私もIT屋さんなので、大体やるハメになってること と 時間掛かることは想像ついたので、大変ねえ( ノД`)と同情してました。
見本は作れたけど、写真が荒くてモザイク画みたいになる
上の話と同じで、高い解像度で取得できていなかったそうです。
基本はFacebookって閉じた世界の中で使うことを前提に作られてるので、外部から触ろうとするのは大変なようです。勝手な推測ですが、仕様変更も頻繁でFacebookさんは「嫌なら取り出さなきゃいいじゃない」(-。-)y-゜゜゜位の感じなのでしょう。そこに追従するご苦労は同業なので良く分かります。
後から変更した日付が表示されない
Facebookの「日付を変更」で、日付を変更すると見た目上は”変更した日”に投稿したことになるじゃないですか。
去年まではその”変更後の日付”を表示してくれてたんですが、今年から”初めに投稿した日”しか取り出せないようになってるそうで、微妙にズレが出る投稿がいくつか出てしまいました。
基本は当日の夜に日記書いて→投稿、なのですが、飲み会だったり休みの日に出掛けてたりして、投稿が次の日になることも有ったのでそんな日はズレちゃいました。
大体書いてから次の日、と前後関係が狂う書き方はしてなかったので良かったですが、それでも気持ちが悪い(@_@;)
日記本文の冒頭にわざわざ日付を書き足して、いつのことを書いてるかは分かるようにしました。結構な手間でしたけど…。
注文した本の話
届いた本はしっかりしてます
早速実物をみてもらいましょう。しっかり「売ってる本」のように届きます。
注文前に何度でも作れる見本と見た目は変わりませんね。
表紙もしっかりしてて、紙もペラッペラじゃなく向こうが透ける感じもありません。
実質丸1日で出荷
7/26の22時半に注文した本が、半日後の翌27日の14時半には印刷、そこから4時間後には発送、翌28日の13時半には到着しました。
注文から届くまで何と1日半!
次のところで書いてますが、今回は前半352ページ・後半370ページの2冊だったのにこの速さ!
毎年届くのが速くて驚いてますΣ(゚Д゚)
気になるお値段
2冊で2万8千円ちょい。安い買い物では無いです。
ただ、印刷や紙の品質を考えると、妥当なお値段だと思ってます。
喜んでくれたのでプライスレス♪
これが言いたかっただけな感じもありますが(^^;)
最近は年中行事的な感もあったり、私が日々書いてることも分かってるので、サプライズ感は無くなってしまいました。
が、1歳の誕生日を過ぎて渡した初回は、かなり驚いて喜んでくれたので、目的は十分に達成できました。
2冊目以降ももちろん喜んでくれてますが、「まだ続けてる( ゚Д゚)」って「驚き」の方が強い感じですけど。
最後にですが、日記書いて本にして良かったなあ、と思えたことです。
- 毎日の子供の様子を嫁さんに聞く習慣ができた。
日中は仕事に出てるので、嫁さんに聞かないと分からんのです。分からないと書けない。
記録係としては致命傷なので、聞きますわな。
うちは帰って来たら「ご機嫌でしたか?」と聞くのが定番になってます。
これのおかげで「うちの旦那は子供に興味がない(-_-メ)」とご指摘を受けずに済んでます。 - 成長の積み重ねが見て分かるようになった。
出来上がった本を見れば分かりますが、「字だけ」だと書いた本人も見る気が起きません。
なので最低一日一枚は写真を撮るようになりました。
お出掛けした時に…だと飛び飛びですが、ほぼ毎日の写真があるので成長する様子が見て取れます。 - 撮りまくった写真が埋もれずに見てもらえる。
数千枚の写真が残ってますが、まあこんな多量のJPEGファイル開きませんわな。
文章とセットなので思い出しやすいですし、紙の本なのでパラパラと流し見が出来るのも良いです。
「子供の成長記録」として作ってましたが、嫁さんが「うちの(〇〇家の)記録」と言ってくれたのが嬉しい誤算でしたね。
家で四六時中ベッタリ一緒だった頃の奮闘、
嫁さんがベビーカーに乗せて西へ西へと電車で2人でお出掛け、
車に乗って3人でのお出掛け…
と、まだ子供一人で出歩くことが無いので必ず父ちゃん母ちゃんも一緒。
必然的に我が家の記録になってたんですね。
さて、これがどこまで続くのやら。
写真撮られるのを嫌がるようになるまでは続けましょうかね(⌒∇⌒)