2019/05/18 超異分野学会 大阪フォーラム2019でグラレコしました!

「学会」って参加されたことありますか?
教授、博士、その道の権威、が一同に介して、凡人には分からない議論を繰り広げる(@_@;)
ってイメージなので、私は近づいたこともありません。

今回、所属している「関西ふくしグラレコグループ ~むす部~」にグラレコのお声掛けがあり、手を挙げて描いて参りました!

超異分野学会は新たな一歩を踏み出すための場

超異分野学会は、株式会社リバネスが開催する
 基礎研究から事業化まで、科学技術のあらゆるフェーズの議論が行われる場
です。

学会の説明は公式をご覧ください。
→ https://hic.lne.st/about/

当日の様子は、公式サイトに開催レポートが出ています。
→ https://hic.lne.st/2019/05/osaka190518/

2019年5月18日(土)、リバネスは超異分野学会 大阪フォーラム2019を開催しました。当日は、研究者、ベンチャー、大企業、町工場、さらには中高校生まで266名もの人々が会場に集まりました。基調講演、11のセッションと24演題の研究ポスター発表、そして30の企業・ベンチャー・町工場ブース展示と、大いに盛り上がりました。

本年の超異分野学会 大阪フォーラムは、「医食住の新機軸を作る~関西発!オモロい未来設計図~」と題し、これからの研究者の在り方、教育、老化、食、クスリ、靴、地域、行動変容、居住空間をテーマにしたセッションにて、どのような未来が想定されるのかを議論しました。これらのセッションでの議論を受けて、クロージングセッションでは、関西発でどのような未来が描けるのか、そして実現に向けて何を始めていくかを具体化しました。また、研究ポスター発表やブース展示でも、分野、立場、世代を超えた研究交流が実現し、共同研究などの新しいコラボレーションのきっかけを生み出すことができました。

出典:【大阪】超異分野学会 大阪フォーラム2019を開催、266名が参加しました(https://hic.lne.st/2019/05/osaka190518/)

開会式で、リバネスの代表取締役社長CTO 井上氏が「とにかく研究がしたい」との思いで会社を設立し、コラボレーション・交流のためにこの学会を立ち上げたとお話されていた通り、普通の企業紹介や成果発表だけではない、不思議な空間でした。

リバネスCTO 井上氏による開会挨拶

どのセッションも「超異分野」の名前の通りに、よくある同業・同業種の人たちが登壇するのでは無く、意外な組み合わせばかりで、どんな話をされるのだろう(゚∀゚)と予想ができず、グラレコの描き手としては落ち着きませんでした。

ATCホール内の2会場で、11のセッション

会場内の様子はこんな感じです。
グラレコしたのはA会場とB会場の2か所。ココ、って書いた場所で描きました。

超異分野学会の会場1

描いてるところはこんな感じ。1つ目のセッションですね。
ちなみに、坊主頭でメガネ掛けてるのが私です。後頭部の段差は何なんでしょうね(゜゜)
1つ目のセッションで描いてる風景

本日のタイムスケジュールです。
超異分野学会の会場2

グラレコの事前準備

各セッションは、こんな流れで進みました。

進行役のモデレーターからの趣旨説明
5分

登壇者の自己紹介
5分/人

テーマに沿ったディスカッション
残り

当日会場入りしてから資料は頂きましたが、あくまで登壇者の自己紹介まで
当日頂いたセッションの資料

もちろん、専門用語やその方の世界観が分かって有難かったのですが、後半と言うか本題であるディスカッションは、どうなるか予測不可能

まあ、そりゃそうですね。
何話すか分かってる=決まってるなら、リアルタイムにグラレコする必要ないですからね。

分かってますよ、
それが今回お声が掛かった理由だってことは!!

それがそのままプレッシャーになりますけどね!!

取り乱しました(;^_^A

ポジティブな緊張感だったのは、少しは描く数をこなしたからですかね。
「描けなかったらどうしよう」よりは「どんな感じで描けるかな」と楽しむ余裕はありました。

でも…その余裕がガツーンと打ち砕かれて、(°□°) な時間がやってくるとは、この時は思ってもみませんでした…

担当セッション決め

事前に自分が描きたい!と希望するセッションを申し出る方式で決めました。
名乗りを上げるのがちょっと出遅れたこともあって、難しめなのが空いてたんですね。

せっかくだから描き手になる方がしっかり聞けるだろうし…と思った積極性を、当日会場で悔やむことになろうとは…

バディ初体験

今日のグラレコは、何と言ってもバディ初体験

1つのセッションを2人のグラフィッカーが担当して、分業します。

メイン:文字通り主に描く人

サブ :こぼれたお話をフセンに書いて伝えたり、色塗りや装飾を担当

自分がメインでサブに付いてもらうのは一度だけやったことありますが、自分がサブで付くのはお初です
描いても良いんだけど、主で描く訳じゃないって立ち位置に戸惑いまくりでした(^^;)

結局描きたがりの私は、メインを2セッション、サブを1セッション担当することになりました。

統一感を出すためのお約束

1つのイベントで、1つのグラフィックだけを描くのなら、メインの描き手が構成を考えれば良いのですが、今回は9セッションを6人で手分けして描くので、決め事が無いとバラバラに9組のグラフィックが出来上がるだけになってしまいます。

パッと見て統一感が出るように、以下のお約束を決めて臨みました。

  • 一番上にテーマカラーの帯を作る(医:水色、食:ピンク、住:黄緑)
  • テーマカラーの帯の下にセッションのタイトル
  • 下にオレンジ色の街並み(高さは、むす部の名札2つ分)
  • 一番下に「超異分野学会 大阪フォーラム 2019.5.18」と、グラフィッカー名

この後にあるグラフィックを見て頂くと、内容も描き方も全然違いますが、一定の約束に沿って描いてるな、と思って頂ける…はず(;^_^A

私が参加したセッション

ではでは、私が参加した3つのセッションです。
リンク先のセッション内容を見て頂けると、グラフィックだけよりも理解が深まると思います。

これからの研究者の在り方とは 〜大学からベンチャーへ、研究成果を社会に活かすもう1つの道〜

セッション内容

https://hic.lne.st/2019/04/hic-osaka2019_researcher/

感想

タイトルは自分で書きましたが、話し手さんの似顔絵と街並みはサブの方にお願いしました。

お話が始まったら、似顔絵の横に描き込んで行くものの、朝イチだからか(言い訳…(/ω\))頭の回転が追い付かずに取捨選択に随分迷いました( ノД`)
おまけに、ディスカッションに入る前から3人での会話が始まったりして、拾いそこねたキーワードがポロポロこぼれて行きます。

サブの方が初めはふせんで貼ってくれてたのですが、このペースでは進んでいく会話に間に合わない!と察知して、スッとペンを取って描き始めてくれました。

なので、出来上がったグラフィックで私が描けた箇所は、一枚目の下半分と二枚目くらいです。

当然、色を塗る余裕なんて無かったのですが、私が二枚目を描いてる時に一枚目に色付けしてもらって、ただの白黒イラストが随分見やすくなりました

あまりたくさんの色を使うと”絵がうるさい”感じになって、内容が頭に入って来ないので好みでは無いのですが、人に影を付けるとかの定番技を入れるとアクセントになって、絵が引き締まりますね。

グラフィック

これからの研究者の在り方とは のグラレコ1枚目 これからの研究者の在り方とは のグラレコ2枚目 これからの研究者の在り方とは のグラレコ3枚目

クスリの新たな主役たちが未来の医療を作る

セッション内容

https://hic.lne.st/2019/04/hic-osaka2019_medical/

感想

このセッションはサブで参加しました。タイトルにある通り、薬の話です。

事前資料を見ましたが、これがまあビックリするくらい分からない
って言うか、「何が分からないのか」が分からない(T_T)

唯一見たことあるやつだ!と思って、ガッツリ内容を理解してるメインの方に

「資料に書いてあることは、ベンゼン環くらいしか分かりませんよー(;^_^A」

って言ったら

「えっ、ベンゼン環じゃないですよ( ^^)」

 

…(@ ̄□ ̄@;)!!

 

ああ、もう拠り所が無くなりました。
とは言えサブの役回りなので、さっきのセッションでやってもらったように、キーワード拾って、色塗りとか頑張ろう、と気持ちを入れ替え。

で、セッション開始。

ふせんに何か書こうと構えるものの…

分からない…
確かに聞こえてくるのは日本語だけども、何を言ってるか分からない…

(゜ O ゜)

ずっとこんな顔してたと思います。
金魚が空気求めて、口をパクパクするような感じ、と言ったところでしょうか。

それでも、後半は落ち着いたのか、専門分野の濃度が薄まったのか、ディスカッションの一部をふせんに書き留めることが出来たので、何とか全くお役に立てず…って事態は避けられました。

いやー、危なかった。
このセッションをメインで描いてたら、まさかの真っ白って事態も十分にあり得ましたね。

手汗、脇汗でビッシャビシャになりました( ̄▽ ̄;)

結局私が描いたのは、紙の上端の色塗りと、下の街並みくらいです…

グラフィック

クスリの新たな主役たちが未来の医療を作る のグラレコ1枚目 クスリの新たな主役たちが未来の医療を作る のグラレコ2枚目 クスリの新たな主役たちが未来の医療を作る のグラレコ3枚目

 

身近な課題をナッジする〜強制から自発的な意思決定へ〜

セッション内容

https://lne.st/2019/05/08/nudge/

感想

最後のセッションは「ナッジ」です。聞き慣れない単語ですね。

私もそうでしたが、たまたま学会の10日前に朝聞いてるラジオで取り上げられてたので、初耳やけど面白いなあー(゚∀゚)と記憶に残ってました。
(参考記事)→スケッチノート#003■おはパソ話のダイジェスト「ナッジって何?」

登壇者のお3方とも、学問ってよりは具体的な取り組みをされていたので、聞いて理解しやすかったですし、描きやすかったです。

やっぱり、聞いて「想像できる」「絵が浮かぶ」ってことは大事ですね。
グラレコも映像化がキモではありますが、1つ前のセッションみたいに口をパクパクさせていては、描きようが無いですから。

理解しやすかった上に、お話の組み立てもお上手だったので、一枚目はええ感じに描けたと自画自賛。

二枚目は、聴きに来た方から課題を挙げてもらって、即興で解決するアイデアを登壇者さんが答える、の形式でかなり慌ただしかったです。

どれも興味深い上に、耳慣れない「ナッジ」って単語を理解するには、具体例が多ければ多いほど良いよね!と、とにかく頭で映像化できたものを片っ端から書いていったら、字が少なくて後から見たらフワッとしか伝わらんなあ…と反省。

以前に別の場所で描いた時に、一定量の文字情報が無いと伝わらなくなる、って反省したのになあー
映像化の百本ノックみたいな筋トレのノリになってしまいました。
(参考記事)→2019/02/11 しまづはるか市政報告会でグラレコして来ました!

グラフィック

身近な課題をナッジする のグラレコ1枚目 身近な課題をナッジする のグラレコ2枚目

 

当日のグラフィック勢揃い

各セッションの終了後、描いたグラフィックは来場された皆さんに見て頂けるように、廊下に搬出して机に立て掛けました。
リアルタイムで描く、グラフィックレコーディングを初めてご覧になった方も多く、興味を持った方から声を掛けてもらう場面もありました。

描き終わったグラフィックは廊下の机に並べてました。

全てのセッション終了後に、今日描いたグラフィックを一か所に集めました!その数全部で27枚!!

当日の全グラフィック27枚!

せっかく横一列に並べたので、端から端まで歩いて動画を撮ってみました。

歩きながら撮影した割には、平行移動できた\(^o^)/と喜んだものの、手前と奥の方向にうねってますね。
ジーッと見ると気持ち悪くなるかも知れないので、「たくさん並んでるなー」位のぼんやり感で見てください( ̄▽ ̄;)


丸一日のイベント、バディ、聞いたことも無いテーマ…と盛りだくさんでしたが、初めて経験することも多く充実した一日になりました!(^▽^)/
さあ、研究だ!

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